うちがダメなら隣の家!?意を決して不審者に声をかけると…【育児休暇中に不法侵入されそうになった話②】 by さやけん

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◆前回のお話

ドアノブを執拗に回す音!お昼寝中を留守だと勘違いした犯人が家への侵入を試みる…!?【育児休暇中に不法侵入されそうになった話①】

 

生まれたばかりの娘とお昼寝中。

 

静まり返った我が家を「留守」と判断した「何者か」

まるで家の中への侵入を試みるかのように

玄関や一階の窓全てをガタガタと音をたて確認してまわりました。

 

 

息を潜め、立ち去るのをただただ待つ時間はまるで何時間にも感じられました。

幸いにも玄関も全ての窓もきちんと閉めていたため開けられることはなかったのですが

 

今度は隣の家から「ガチャガチャ」というあの音が聞こえてきたのです…

 

 

 

 

一度ドアノブをさわれば、鍵が閉まっているかどうかなんてすぐわかるはず。

それなのになぜ執拗に何度もガチャガチャと音を立てるのか…

 

もしかして家の中に誰かいないか、

反応がないかを確認しているのでは…?

 

と、そんな考えが頭をよぎりました。

 

 

「もし家の中に誰かがいると知られれば

今度は無理に侵入を試みようとしてくるかもしれない…!」

 

そんな恐怖からただじっと息をひそめていましたが

お昼寝から目が覚めた娘が泣き始めてしまいました。

 

 

 

家にいることがバレた…!

 

だけど、もしかすると

時間差で家にいることが知られてしまったことで、「何者か」は通報を恐れ急いで逃げるのではないか。

 

そう思った私は

「せめてどんな人物かをひと目見なくてはならない」

という使命感に駆られました。

 

 

もしも、すぐに襲ってきてもドアをすぐ閉められるようドアノブから手を離さず…

もしも、間に合わず無理やりドアを引っ張られてもすぐに開けることはできないようチェーンをかけ、

 

私は勢いよく玄関ドアを開けました。

 

 

 

 

「どうされましたか!?」

 

震える声で、できる限りの大きな声で

隣の家の玄関ドアの前にいる「何者か」に声をかけると…

 

 

その「何者か」は20代後半から30代前半くらいの作業服を着た男性

腰袋には沢山の工具が入っていました。

 

どう見たって怪しい…

 

その工具でドアを開けようとしてたんじゃないの!?

そんなことを考えていたら、作業服の男性が口を開きました。

 

 

 

※次ページに続きます。

 

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