振り向くと…怒っていたことが嘘のように笑顔のお隣さんが【ママ友がこわい③】 by あん子

 

 

と聞くと、娘は目を輝かせながら

「だんごむし！！

ここにも〜！ここにもいる〜！

あっ！そうだ！お母さん。

今度、虫かご持って行こう！」

？？

「虫かご？」

 

今度はバッタとか蝶々を捕まえるのかな？

と思っていたら

 

「虫かごいっぱいにダンゴムシ捕まえて

家で飼おう！」

 

 

ええっ…

だんごむし一択？

想像するだけで怖すぎる…！！

 

 

「なんでそんなにだんごむしを集めたいの？」

と娘にきくと

 

 

 

ん〜〜〜

 

 

 

そういえば、子どもの頃は昆虫や虫を平気で触れることができていたけど

今はちょっと無理かな。

 

 

その時、

ふと視線を感じて後ろを振り向くと

お隣さんとその息子くんが立っていました。

 

 

うわっ！ビックリした…

 

お隣さんは私と目が合うと

あの日、怒っていたことが嘘のように笑顔で

 

「偶然〜！

私たちも公園に遊びに来たの。」

 

と手を振りながらこちらに近づいてきました。

「そうなんだ。いいよね〜。

ここ、公園広いし。」

と私が言うと

 

「そうそう！ここ、遊具もたくさんあるし。緑も多いよね〜。

うちの息子もこの公園、楽しいみたい。

で、今何してるの〜？」

と娘を覗き込むように話しかけるお隣さんに

「だんごむし探してるみたい。娘が今ハマってて。」

と言うと

「へ〜。うちも一緒！

だんごむし、探すよね〜。

子どもって虫が本当に好きだよね〜。あと電車とか動く系のやつ。」

と笑顔で話すお隣さん。

 

するとお隣さんの男の子も

「ママー！僕も一緒に遊びたい！」

 

とその後は、お砂場で娘と仲良く遊んだり

終始、和やかな時間が過ぎていきました。

そして

「また遊ぼうねー！」

とお互いの自宅に戻ったのですが

この次の日、

お隣さんが血相を変えて我が家を訪れるとは、この時の私は、思いもしなかったのです。

つづく

 

～第1話はこちらから～

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