ママ友がついにやらかす!?【子供の担任に恋したママ友③】by 鶏岡みのり
子供の担任の先生に恋したというママ友のマリちゃん。
そこへ「個人懇談」という、先生と1対1で話せる一大イベントがやってきてしまいました。
◆今までのお話はこちら
ママ友が綺麗になった理由に驚いた!【子供の担任に恋したママ友①】
衝撃の言いわけが飛び出した!?【子供の担任に恋したママ友②】
【高まる期待】
普段より早いペースで遊びに誘われた私。
いつものように喫茶店でおしゃべり。
マリちゃんは個人懇談がとても楽しみなようです。しかも・・・。
ちょっと何言ってるかわからない。
お知らせの紙には最も遅い懇談時間が記されていて、それがプレミアチケットになるらしい。
順番が最後というのは、マリちゃんにとってはかなり特別なことのようです。
・次に待ってる人がいないので、時間を多少オーバーしてもたぶん大丈夫(先生と長く話せる)
・次に待ってる人がいないので、会話内容を聞かれにくい(どんな会話をする気だ)
マリちゃん「時間帯の希望は出してなかったのに私を最後にするなんて、先生も私と長くしゃべりたかったりして。ぐふふ」
私「・・・。」
全国の教師のみなさんお気をつけください。こういう人を懇談の最後にすると変な期待をされますよ。
【個人懇談、どうする気?】
私「で、順番も最後だしどうするの?」
先生と仲良くなるべく、連絡先でも聞き出す気なのかと思っていたその時。
マリちゃん「うん、絶好のチャンスなんだけど・・・でも・・・。」
いや、本当にまともなら「先生に変なことをしたら」という例え話も存在しないんだけども。
少~しはまともな心が残ってたのですね。
息子さんを気にしてはいるようだけど、旦那さんへの言葉が全くないのが気になりますが。
とりあえず、息子さんにとても好かれている良い先生なので、できれば卒業までにもう一度ぐらい担任になってほしい。
マリちゃんが変なことをするわけにはいかないとのことでした。
【しかし、本番当日に!?】
息子さんのことを考えたマリちゃん。
当日は息子さんについて聞きたいことを質問したり、学校での様子を聞いたり、先生と保護者として問題ない会話が続きます。
しかし、1点だけちょっと違うことをしていたのです。
見つめる。
目が合ったら先生から視線を逸らすまで見つめ続ける。
とりあえず見つめる。
これがマリちゃんができる最良にして最大のアプローチ(?)だったようです。
変な発言をするわけでもないので、「保護者からこんなことを言われて・・・」と職員室に報告される心配もない。
まずいと思ったら「人の目を見て話すのがクセで~」とか誤魔化しもきくしで、息子さんにも影響がない(たぶん)。
あわよくば、「なんかよく目が合いますね」と嬉しそうな顔で言われるかもしれない。そうなればチャンスが見えてくるかも。
というわけで、ただ見つめるという低リスク戦法(?)を取ったようでした。
だ、大丈夫か?
【先生が気づいた!】
やたら先生を見つめるマリちゃん。
すると・・・。
先生が気づいた!
マリちゃんからやけに見つめられていることに。
まあ、そりゃ気づくだろうという感じですが。
そして、先生がなんと・・・意外な行動に出るのでした。
続きます!
作者:鶏岡みのりさん
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