子どもの睡眠がよく分かる6つのレッスン
Lesson1 なぜ子どもの眠りは大切?
成長期にある子どもの睡眠は心と体の発達と大きく関係があります。
子どもの成長にかかせないホルモン、メラトニンは夜になると分泌され体温をさげて眠りを誘う作用や、細胞を酸化から守る働きがあり、1~5歳ころに一生のうちで一番たくさん分泌されます。
また、メラトニンは光と深い関係があり、夜になって明るい光の下で起きているとメラトニンの分泌が減ってしまいます。
また、同じく子どもの成長にかかせないホルモン、成長ホルモンは脳や骨や筋肉の成長を促す重要な役割があり、
深い睡眠中に効率よく分泌されます。
昼間はたっぷり光を浴びて活動し、夜は夜更かしせず暗くして眠るという生活リズムをつくることが子どもの成長の為には必要なのです。
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Lesson2 赤ちゃんのうちから メリハリのある生活で眠りのリズムづくり
人は本来、夜になると自然に眠くなり、朝になると目を覚ますための体内時計をもっています。
その体内時計は約25時間周期ですが、朝の光の刺激をうけることで毎日リセットされ、地球の24時間周期に合わせて生活できているのです。
生まれてすぐのあかちゃんは、体内時計がまだ働いておらず、昼夜かかわりなく寝たり起きたりを繰り返しますが、
生後4カ月ころになると、徐々に夜にまとまって眠るようになります。
この時期に、もし、赤ちゃんが寝ている方が楽だからといって、昼夜ずーっと寝かせておいたり、夜テレビがついてにぎやかな部屋に寝かせておいたらどうなるでしょうか。
体内時計をリセットして地球時間にあわせることを覚えられずに、夜中に起きて遊ぶようになってしまったりするのです。
そうならないように、特にこの時期には、1日のリズム(昼夜の区別)をわからせるような生活を心がけることがとても重要なのです。
具体的には、起床時刻と就床時刻を一定にし、朝は日の光を浴びさせて、夜は暗く静かな場所で寝かせましょう。
昼寝をしているからといって部屋を暗くする必要はありませんし、夜中に目が覚めたからといって部屋を明るくする必要もありません。
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Lesson3「睡眠時間」と「睡眠の質」は違う
睡 眠時間は足りているはずなのに、どうも昼間の元気がない・・・。
そんな場合は生活リズムを見直してみる必要がありそうです。
同じ「10時間睡眠」だとしても、夜の9時から朝の7時まで寝ているのと、夜の11時から朝の9時まで寝ているのではまったく意味が違います。
トータルで同じ睡眠時間でも、夜遅く寝て朝寝坊だと、体の中に備わっている体内時計のリズムを地球の時間に合わせにくくなってしまいます。
その結果、睡眠が不規則になり、体温やホルモンの分泌といった様々なリズムがバラバラに動き出し、
慢性の時差ぼけ状態になってしまうのです。
睡眠時間が足りているはずなのに、昼間ボーっとしている、イライラして怒りやすいなどの様子が見られる場合には、眠りの質とともに、生活リズムの乱れがないかどうかチェックしてください。
年齢にともなって変化する眠りは発達にとって重要で、取り戻すことができません。
また、子どものときに形成された習慣はその後の生活習慣に大きく影響します。
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Lesson4 小学生になってから困らない為に
ある調査によれば、「昼間は起きてしっかり活動し、夜はぐっすり眠る」といった覚醒と睡眠のリズムが崩れると、幼児の脳の発達にも影響があるということが示唆されています。
また、小学生を対象とした調査では学力低下と睡眠不足を結びつける結果が出ています。
子どもの健やかな成長のためには、幼児期に毎日規則正しいリズムで生活し睡眠と覚醒のリズムをつくることがとても重要です。
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Lesson5 子どもの眠り、何時間がベスト?
米 国立睡眠財団によれば、望ましい睡眠時間は、乳児(3~11カ月)で14~15時間、1~3歳で12~14時間、3~5歳で11~13時間とされています。
睡眠時間にはかなり個人差があるので数字にこだわる必要はありませんが、子どもが朝起きた時に不機嫌だったり午前中に無気力だったりするようでしたら、睡眠時間を見直してみましょう。
夜更かし朝寝坊では、夜更かしの分の睡眠不足を、朝寝坊や、昼寝で取り返すことはできないということは知っておいてください。
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Lesson6 おやすみなさいの習慣作り
「眠ることは楽しい」という意識が、こどもの安眠につながります。
絵本を読んでもらう、お気に入りのおもちゃなどを持って寝床に入る、今日あったことを話す・・・など、
眠る前に毎日同じことを繰り返すことを「入眠儀式」と呼んでいます。
入眠儀式の楽しさは精神的な安心へとつながり、スムーズな入眠をサポートします。
よりよい睡眠習慣を確立するためにも、その子にあった入眠儀式を生活リズムの一つとして意識させ、取り入れてみてはいかがでしょうか。
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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。