鍵がなくて家に入れない父と娘。2人が向かった先は…~子連れ一文無しの悲哀③~【オレは子を見て育とうと思う】by カラスヤサトシ

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カラスヤサトシ先生「オレは子をみて育とうと思う」絶賛連載中!

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前回のお話はコチラ⇒財布も携帯もない!家のカギを忘れた親子に初夏の夕日がジリジリと厳しく…「子連れ一文無しの悲哀②」

「ふー、よかった。そうだここがあった…。」

スーパーの食料品売り場の片隅に、飲料水無料のコーナーがあったことを思い出す。

「これでひとまず熱中症の危険は…。よしよし、ついでにここで7時…、いや8時くらいかな。妻帰ってくるのは。あと3~4時間、時間つぶせれば…。」

色々と考えるけれど、

娘りーちゃんは「ジュースのみたい!」

財布もないため「だからダメなんだってば。」

「じゃー、グミは?」

「だから!お金がないの!」

「じゃー、ラムネ!」

「だから!買えないんだって!」

我が子、経済の原則がまだわかっていないことが判明する。

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