児童養護施設では体験できないこと。週末里親で連れて行った場所は…~お墓参り~【週末母ちゃん⑫】 by みよ
児童養護施設では経験出来ないことがあります
その中の1つが「お墓参り」
BOWちゃん初お墓参りへレッツゴー!
◆今までのお話はこちらから
[週末里親とは?]
児童養護施設の子どもに月1〜2回お泊まりに来てもらい一緒に遊ぶ里親さんを週末里親といいます
毎回同じ子が来てくれるので 親戚のおばちゃんの様な立場で子どもの成長を見守ります
週末母ちゃん
第12話/全40話「お墓参り」
こんにちは!大阪で週末里親をしているみよです
この漫画は私と里子のBOWがただただ遊んでいるだけの育児漫画です
小4でウチの里子になったBOWも今は高1になりました
第12話は初めての○○シリーズ
今回は「お墓参り」です
施設では結構お出かけのイベントがあるので 週末里親さんが頑張って何処かに連れて行かなくても良いと思います
私は出掛けたい派なので連れ歩いてますが 子どもの為にユニバやイベント会場に行く必要はありません
「家庭体験」をしに来ているので「施設では経験出来ないことをさせてあげて欲しい」と施設側は思っています
施設で出来ないことの代表が「お墓参り」
私の父のお墓に一緒にお参りをしました
まずはバケツに水を入れ 柄杓を持ってお墓に向かいます
沢山のお墓が並ぶ光景はBOWには刺激的だったみたいでちょっと緊張していました
それにしても 皆さんお墓って一発で見つかりますか?(汗)
私は毎回見失います(-_-)
ウロウロしてやっと見つかったお墓
お掃除して草を引いてお花を飾ります
「水をお墓にかけるんやで〜」と教えると
柄杓に入れた水をピシャ!と雑に掛けやがり 跳ね返った水が私の顔面に掛かっって「ギャー!」と大騒ぎ( ̄▽ ̄;)
そうやんな 教えてへん私が悪いわな
今度は水の掛け方の手本を見せて 真似をしてもらいました
余りお墓でギャースカしないと思うんやけど「何やってんねーん」「違うわー」と大賑わいでお参りをしたので ご先祖様もほっこり楽しんでくれたと思います
手を合わせて暫しの静寂タイム
(私)「ウチのお父さんがBOWのお爺ちゃんに伝えてくれるから ボクは元気ですよ〜って祈るんやで」
(B)「え?オレのお爺ちゃんに? どうやって?」(๑•ૅㅁ•๑)
(私)「どうやって?って そりゃ天国におるんやから「こんにちは〜BOWのお爺ちゃんですか〜?伝言承ってます〜」って私のお父さんが伝えてくれるんちゃう?」
(B)「マジで!?伝えれるの?」
(私)「そんくらいはしてくれるよ 同じ天国におるんやから もう会ってるかも知れんよ さぁ目をつぶってお祈りしよ」
(B)「うん…でも…俺のお爺ちゃんまだ生きてるで」
早よ言えやーーーーーΣ( ̄。 ̄ノ)ノ
うっかり同級生感覚で喋ってもーた
よく考えたらBOWまだ若かった(汗)
っていうか何で最後まで話聞くねん!
「オカシイなぁとは思っててんけど 話を最後まで聞いたらわかるんかな?と思って」
オカシイと思ったら途中で話止めてーや
最後まで聞くその優しさが痛いわ
またもやお墓の前で大騒ぎ
BOWの真面目さが裏目に出た思い出です( ̄▽ ̄;)
数年後
大きくなったBOWに職員さんが
「今までのみよさんとのお出掛けで 特に印象に残っているのは?」と聞くと このお墓参りを上げていました
「誰かのお墓に水かけた」って(笑)
おーい!(; ̄◇ ̄)┘
私のお父さんのお墓や
誰かわかってなかったんかいな
てんやわんやのお墓参り
ご先祖様のおかげで自分が存在している有り難さを感じて貰えたら嬉しいな
(╹◡╹)
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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。