<広告>

見知らぬ女性の思いやりへの感謝-『息子は自閉症。ママのイラスト日記⑨』


 

あれは、こもたろがまだ3歳の頃のことです。

兵庫県に住んでいる母(子供たちからしたらお婆ちゃん)が、私たちの住まいがある千葉県に来てくれました。数日千葉で過ごし、いよいよ兵庫へ帰る日。みんなで東京駅へ見送りに行きました。

2015-05-25-1432539273-2008572-moro91-thumb

お婆ちゃんが大好きなこもたろ。私たち親子は新幹線の入場券を買い、ホームまでお婆ちゃんを見送りに行きました。そして発車時刻になり、お婆ちゃんとの別れ。

その後、こもたろはパニックを起こしてしまいました。事前に伝えてはいたけれど、まだ言葉もイラストの意味も理解できない頃のこもたろ。なんとか抱えてホームの階段を下り、

Click here to preview your posts with PRO themes ››

2015-05-25-1432539318-8764658-moro92-thumb

比較的人がいない所でパニックがおさまるのを待ちました。

その様子を近くて見ていた警備員さん。小さな子供は尋常じゃない泣き叫び方。すごい形相でそれを抱えて階段を足早に下りてきた大人。何かトラブルだと思ったのでしょうね。「何をしているのですか」と声を掛けられました。事情を説明し、その場でこもたろが落ち着くのを待ちました。

こもたろが落ち着くのを待っている間、行き交う人が見ていきます。騒ぎを起こして他の方へ迷惑をかけているとの申し訳ない気持ち。できることなら子供たちを連れてこの場からすぐに立ち去りたい。でもこもたろは暴れるので、3歳児を抱えて歩くにも限度があります。それにこの状況で広い東京駅を抱えて歩き続けることは彼には苦しみでしかない。

あとちょっとしたら、気持ちを切り替えられる。そうしたら、駐車場まで歩いて行ける。
そんなとき、初老の女性に話しかけられました。

Click here to preview your posts with PRO themes ››

2015-05-25-1432539384-4772610-moro93-thumb

それは、泣き叫ぶこもたろにではなく、私に。(こういう場合、泣き叫んでいるこもたろの方に声をかけられることが多いのですが)

女性「お子さん、大丈夫?」
私「騒がしくてすみません。この子、自閉症で今ちょっとパニックをおこしてしまって・・・」
女性「うんうん。そうじゃないかと思ったの。私の知り合いのお孫さんにもね、いるのよ。」

女性「お姉ちゃんは何歳?」
こもろ姉ちゃん「5さいです」

女性「お姉ちゃんはいつも頑張っているわね。お婆ちゃんは分かってるよ。はい、これあげる。」
こもろ姉ちゃん「わぁ!ありがとう!」
女性は娘におせんべいやチョコレートなどのお菓子をくださいました。

女性「お母さん、いつも大変ね。だけどね、こうやって分かってる人もいるから。応援してるわよ。頑張って。」
「息子ちゃんには話しかけないで行くわね。」

Click here to preview your posts with PRO themes ››

2015-05-25-1432539425-7977692-moro94-thumb

そう言って、女性は立ち去っていきました。

あの時あの状況で、この女性の思いやりに私たちはどんなに救われたことか。娘は今でもあの時のことを覚えています。「また会えたら、ちゃんとお礼が言いたい」と。私も同じ気持ちです。

あの時のかた、本当にありがとうございました。

~続く。

<広告>

+

[]

フォローしてmoroさんの最新記事をチェック!

  3歳児, お菓子, 自閉症 , ,

<広告>
本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。 尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。

  関連記事

関連記事:

「お母さん…」妊娠を打ち明けたい16歳、まず始めたことは【16歳、命と向き合うとき #61】by ふくふく

関連記事:

「孫がいることが普通の幸せよ!」変わらない義母の執着に親戚までついに…【夫婦ふたりじゃダメですか? #59】 by 尾持トモ

関連記事:

「俺に飯食わせてくれるんだろ?」義母のコロナ感染を知った夫のひと言に耳を疑った【専業主婦だけど、食い尽くし夫と離婚します #31】 by しろみ

関連記事:

保育園の砂場に首まで埋まっていた息子!愕然としながら理由を尋ねると…【砂とのたたかい。②】 by ネギマヨ

関連記事:

家族3人広いマンションへの引っ越し。嬉しいけれど唯一の気がかりは…【もしかしてお隣さんは事故物件?!①】 by てにくまちゃん。

関連記事:

離婚して一人家を出たママが『子どもに会いたい』と保育園に現れて…【保育士最後の年、年少クラスで出会った家族②】 by フワリー

関連記事:

思いがけない言葉に涙!骨折し食事もトイレも1人で出来なくなった3歳娘。幼稚園の対応を尋ねると…【娘が骨折した話④】 by みほ

関連記事:

耳まで砂!毎日異常なほど砂だらけの年少息子に感じた違和感。ある日衝撃の光景を目にすることに!【砂とのたたかい。①】 by ネギマヨ