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「孤独に慣れた自分」の限界…元夫がいない日々のなか、それは突然訪れた〈孤独が育つ音 第2話 後編〉【光の届かない部屋で #4】 by めめめ

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【光の届かない部屋で】第2話:孤独が育つ音 後半

元夫と過ごす時間はほとんどなく
寂しさを抱えたまま忙しさに逃げ込むようにして
いつしか「孤独に慣れた自分」を演じるようになっていました。

望まないことで傷つかないように
期待しないことで裏切られないように
そんなふうにして小さく畳んだ気持ちは、心の奥にそっと積もっていきました

その積もった静けさの中で、知らないうちに“孤独の花”は咲き
そして今回、そっと音もなく潰れていきます

意味もわからないまま、私は毎日自分を責め続けていました。
ただ元夫がいないこと、家族や友人に気持ちを話せなかったこと ――
そんな小さな“孤独”でさえうまく乗り越えられず

できることは少しずつ減っていき、
近所の友達にも会わなくなり、言葉もうまく出なくなり
人と付き合うことさえ難しくなっていきました。
かつては割となんでもできるタイプだったのに、
できなくなった自分が人に迷惑をかけている気がして
そのたびにまた自分を責めました。

仕事でも空回りばかりで、思うようにできない自分に落ち込み、
職場の人たちや友達との関係も、いつしかぎこちなくなっていきました。

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【光の届かない部屋で】
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