子連れスキーは何歳からOK?親子で楽しむための子連れスキー講座!
もともとウィンタースポーツがお好きな方なら、自分の子どもにもスキーやスノーボードを経験させたいと誰もが思うはず。そこで、今回は子連れスキーデビューは何歳ごろがベストなのかを徹底検証します! そして、スキーをする上で必要なアイテムや子連れスキーをする上でおすすめの施設をご紹介していきます!
1. 子連れスキーはいつからできるの?
ウィンタースポーツの代表格のスキーやスノーボード。普段雪の降らない地域に住んでいるご家族にとって、すごく貴重な経験になること間違いありません! 「ぜひうちの子にもやらせたい!」と思ったときに気になってくるのが、何歳くらいからデビューするのがよいのかということ。
実際にお子さんが1人でゲレンデを滑るとなると、「身体能力」と「グッズのサイズが揃っているか」が重要になってきます。一般的に、スノーブーツは15cmくらいからの作りものが多く、スキー板は一番小さいもので80cm前後のものが多いです。
<スノーブーツとスキー板のサイズの目安>
スノーブーツ | 実寸+0.5〜0.1cm→15cm以上のお子さん |
スキー板 | 身長−10〜15cmのサイズ→90〜100cmのお子さん |
上記のことを考慮しても、スキーデビューは3〜4歳くらいが目安になってきます。もちろん、体格差や身体能力の差によって前後しますので、身長や足のサイズはあくまで目安であると考えてください。
2. スノーボードの場合は何歳から?
最近ではスキーよりもスノーボードをやる人口が増えてきており、お子さんにも経験させたいと考えるパパやママも増えてきています。しかし、スノーボードの方がスキーよりも安定性が低く、危険度が増すスポーツです。そのため、スクールの対象年齢も5歳以上と制限しているところが多いです。年齢的な面から考えても、まずはスキーから始めることをおすすめします! スキーを経験し、ウィンタースポーツが楽しいものだと理解してから、スノーボードに挑戦していっても遅くはないでしょう!
3. 3歳未満でも楽しめるの?
実際にスキーやスノーボードを楽しめる年齢について触れてきましたが、3歳未満のお子さんも一緒に連れて行きたい!というパパやママも多いはず。
今では、子連れ家族が楽しめるような充実したキッズエリアや託児サービスがある施設も増えてきているため、3歳未満のお子さんでもゲレンデに出て十分楽しむことができますよ!(実際に筆者も1歳でゲレンデデビューしています!)
本格的なスキー板を使用する前に「プラスチック製の簡易スキー板」がよく使われています。しかし、これはあくまでも「雪遊び用」として使用されるもの。
雪遊びとして、少しの傾斜で楽しむ程度にしておくのがよいでしょう。ゲレンデを滑る仕様ではないため、安全面を考えるとあまりオススメはできません。
4. 子どもには親が教えるべき? それともスクールに通うべき?
初めてスキーを体験するお子さんに対して、どのように教えていけばよいか悩むところですよね。
パパやママが教える場合は、自分でしっかりと歩ける体力がありスキー板の上に立てる3歳ごろからがベストのようです。
パパやママと一緒にいることで、お子さんさんも安心した状態でスキーの練習をすることができるでしょう
スキースクールに通わせる場合は、お子さんの身体能力にプラスして「理解度や安全性」、「親と離れた状態でも大丈夫か」なども重要になってきます。
そのため、多くのスクールでは4歳以上(年少以上)という年齢制限を設けています。それ以下の年齢でも、雪遊びを中心としたプログラムの教室などもある施設も増えてきているようです。
スキーを習う前に、雪に触れ楽しむ経験をさせるのもとてもよい刺激になることでしょう!
スキーの技術を上達させるために、たくさん練習をさせたいところではありますが、お子さんの集中できる時間は限られています。
およそ2時間前後を目安に練習を行いましょう。スキーウェアやスキーブーツなどに慣れない状態で過ごすことは、お子さんにとってストレスがかかってきます。
途中でこまめな休憩を挟むなど、お子さんがスキーを楽しめるということを第一優先で考えて行動してみましょう!
5. レンタルできるもの・できないものリスト
いざスキーをやろうとなっても、必要なアイテムがたくさんあります。はじめからすべてのアイテムを購入するのではなく、レンタルのシステムをうまく活用するのもよいでしょう。特に、新幹線などでの移動をお考えの方にはぜひレンタルをおすすめします!
<レンタルできるもの>
・スキー板 ・スキー靴 ・ストック ・スキーウェア ・ヘルメット |
ここ最近では、ヘルメットのレンタルも人気です。特にお子さんの場合は、安全面を考えても利用することをおすすめします! スキーだけでなく、そり遊びなどのアクティビティーをする際でもヘルメットをしておくと安心ですよね。
スキーウェアのレンタルの場合、小さめのサイズ(80〜90cm)の利用を検討している場合は、元々の在庫数が少なかったり、取り扱いがない場合などもありますので事前に問い合わせしておくことをおすすめします。
<レンタルできないもの>
・帽子 ・ゴーグル ・手袋 |
防寒対策で帽子は必須です。
ゴーグルは、雪が降っている時や、雪の照り返しなどから目を守るためにとても大切なアイテムです。
また、防水スプレーをかけたり、撥水加工済みのものであっても、水が染み込んでしまうことが多いため予備として2〜3個あると安心です。
シーズンレンタルもおすすめ
ワンシーズンで複数回、スキー旅行に行かれるご家族の場合は、「シーズンレンタル」というサービスがおすすめ。レンタル業者から自宅へ発送してもらい自宅で保管し、シーズンが終わったら返却をするというシステムです。片道の送料と梱包代が含まれて1万円前後からレンタルが可能です。どんどんサイズアウトしていくお子さんのスキーグッズを毎年新調する必要がないのが大変ありがたいですね!
6. 子連れスキーに必要な持ち物リスト
<お子さんの衣類など>
・スキー板/スキー靴/ストック/スキーウェア/ヘルメット(レンタルの場合は不要) ・帽子 ・ゴーグル ・手袋 ・ネックウォーマー ・スキーウェアの下に着用する服(ジャージのような動きやすい服装) ・長袖インナー(2〜3枚)…できればタートルネックがよい ・厚手のタイツか靴下(2〜3足)…ブーツでの靴擦れを防ぐために長めのものがよい ・防水のスノーブーツや靴…ゲレンデまでの移動中や雪遊びの時などに使用するもの ・タオル(2〜3枚)…汗を拭いたり、濡れたものを拭く際に使用 ・パジャマ ・下着(濡れることもあるので多めに) <スキンケアなど> ・保湿剤…乾燥しているため、体に塗る保湿剤や、リップクリームがあるとよい ・日焼け止め…雪焼けをするため、必須アイテム ・保険証・医療証…怪我や病気の際に必要 ・お子さんの常備薬や風邪薬など…万が一の場合に備えて準備をしておくこと ・ティッシュや絆創膏 <あると便利なもの> ・スマホの防水ケース ・ビデオカメラ・デジカメ ・カイロ…寒さ対策に ・飴やチョコなどのお菓子…お子さんが疲れた時に便利 ・防水加工された小さめのバック…貴重品入れなどに便利。リュックも可。 |
冬の時期にあまり使用しない「日焼け止め」ですが、ゲレンデでは必須アイテムです! 大人はもちろん、特にお子さんの肌へのダメージがとても大きいため必ず携帯しましょう!
オムツの必要な赤ちゃんはオムツとおしり拭きなども忘れずに。スキー場ではなかなか手に入りにくいアイテムなので多めに持参しましょう。
また、ほとんどのスキー場は現金払いが主流のため、現金を多めに持参することをお勧めします。
7. 子連れスキーを楽しむための極意!
子連れスキーをする上で一番重要になってくることが、「みんなが怪我をすることなく楽しむこと」です。そのために気をつけておきたい点をまとめてみました!
その1 お子さんのウェア選びは慎重に!
快適にスキーを楽しむためにとても大切になってくるのが、お子さんのウェア選び。大きさが大きすぎてもダメですし、小さくても動きづらいため、お子さんに合ったサイズ感のものを選ぶようにしましょう。スキーウェアは大きく分けて2種類のタイプがあり、それぞれのメリットとデメリットについてご紹介していきます。
ジャンプスーツ
つなぎタイプのスキーウェア。 |
セパレートタイプ
上下で分かれているタイプのスキーウェア。 |
(メリット)
・たくさん遊んでも雪が入り込んでこない ・着させるものも簡単
|
(メリット)
・ズボンのベルト調節があるものが多く、ジャンプスーツよりも長く着られる |
(デメリット)
・全身繋がっているため、トイレの時など少し大変 |
(デメリット)
・上下が分かれているため、雪が服の中に入り込んでくる可能性があり |
年齢が低いお子様ほど、トイレをする際や室内に入った際の着脱などを考えて、脱ぎやすいウェア選びがとても重要になってきます。
ジャンプスーツでも、お尻の部分にジッパーが付いているタイプのものもありますので、そのようなタイプだとオムツ替えやトイレに行く際に大活躍するでしょう。
<ウェア選びのポイント>
・目立つ色を選ぼう! ・雪が入り込まないような作りをしているかチェック! ・サイズ調整ができるかどうかもチェック! |
身動きが取りやすいことなどを考えても、3歳前後からはセパレートタイプを選ぶのがおすすめです。それよりも小さいお子さんの場合は、雪が入り込みにくいジャンプスーツを着用するのがよいでしょう。
その2 ゲレンデとホテルが直結している場所を選ぼう!
ゲレンデやスノーパークなどの施設から直結している宿泊先を選ぶこともとても重要になってきます。
宿泊先によっては、ゲレンデから離れたところにある場合もあり、徒歩や車での移動が必須になってきます。
特に小さなお子さんがいる場合は、いつどんな時でも部屋に戻れる環境設定をしておくことがとてもスマートです。
その3 スクールや託児サービスを利用し、パパママだけで楽しむ時間を!
お子さん達と一緒にスキーを楽しむことはもちろんですが、せっかくならパパやママだけで思い切り楽しみたいですよね!
そんな時は、ぜひスクールや託児のサービスを上手に利用してみましょう。お子さんを預けている間は自由に楽しむことができますよ!
パパやママにとって素敵なリフレッシュできる時間になりますね!
事前予約が必要なところもありますので、ご利用するスキー場の託児サービスをチェックしてみましょう!
その4 ご家族のスタイルにあったスキー場選びをしよう!
お子さんの年齢や、ご家族のレベルに合わせて最適なスキー場を選ぶことも子連れスキーをする際にとても大切になってきます。子連れスキーの利用者の多くが利用する施設は以下のようなスキー場です。
・首都圏からのアクセスのよいスキー場
・キッズスクールがあるスキー場
・初心者コースやファミリーゲレンデのあるスキー場
・キッズパークが充実しているスキー場
・宿泊先が直結しているスキー場
なかでも、幼い頃かウィンタースポーツをしてきた筆者がおすすめする子連れスキー向けのスキー場をご紹介していきます!
8. 子連れスキーにおすすめのスキー場 3選
子どもが楽しめるスキー場 NO.1
・ハンターマウンテン塩原(栃木県)
12本のコースある大規模なスキー場のハンターマウンテン塩原は、キッズスペースが充実している施設として大変人気があります。簡単に坂道を登ることができるスノーエスカレーターがあり、様々なソリを体験することもできるのもファミリーにはうれしいポイント。休憩所も充実しており、お子さんが雪遊びしている姿を見ながら室内で休憩することも可能です!
ハンターマウンテン塩原 | |
住所 | 〒329-2922 栃木県那須塩原市湯本塩原字前黒 |
電話番号 | 0287-32-4580 |
URL | https://www.snow-hunter.jp |
アクセス | (車の場合) 西那須野塩原ICより29km 今市ICより38km (電車の場合) |
駐車場 | 平日/無料 土日祝日/1,000円 |
レッスン | あり |
都心からのアクセスが良好なスキー場 NO.1
軽井沢プリンスホテルスキー場(長野県)
軽井沢駅から徒歩10分で行くことができる(シャトルを利用した場合は約1分)アクセスの良さが売りの日本最大級の人工雪を使ったスキー場。天然雪のエリアは少ないですが、晴天率がとても高く、天候に恵まれた環境でスキーを楽しむことができます。小さなお子さんのデビューにもおすすめのキッズエリア(うさぎ山コース)もあります。スキーパークも、ソルゲレンデやスノーチューブはもちろん、スノーエスカレーターも完備しており、一日中雪遊びを楽しむことができます。
軽井沢プリンスホテルスキー場 | |
住所 | 〒389-0102 長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1016 |
電話番号 | 0267-42-5588 |
URL | http://www2.princehotels.co.jp/ski/karuizawa/ |
アクセス | (車の場合) 上信越自動車道碓氷軽井沢ICから約14分北陸新幹線(長野経由) (電車の場合) |
駐車場 | 平日/無料 土日休日 1日 500〜1000円 |
スクール | あり |
初級コースが充実しているスキー場 NO.1
・岩原スキー場(新潟県)
車でも新幹線でもアクセスしやすいスキー場。越後湯沢駅から出ている無料シャトルに乗り、約10分で到着します。初心者コースがとても充実しているため、小さなお子さん連れのご家族にも安心してご利用できます。キッズパラダイスでは種類豊富なソリや、スノーストライダー、ハイジのブランコなどの充実したアクティビティーやアトラクションを楽しむことができます!
岩原スキー場 | |
住所 | 〒949-6103 新潟県南魚沼郡湯沢町大字土樽731-79 |
電話番号 | 025-787-3211(問い合わせ)
025-787-1111(スクール) |
URL | https://www.iwa-ppara.com |
アクセス | (車の場合) 関越自動車道 湯沢ICから約10分 (電車の場合) |
いかがでしたでしょうか? 親子スキーを楽しむためのコツやおすすめのスキー場をご紹介してきました。家族みんなで体調管理をしっかりとして、ウィンタースポーツを思い切り楽しみましょう!
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