◆今までのお話
前回の続きです。
タイミング日に合わせて、遠路はるばる、単身赴任中の旦那に会いに行きましたが・・・

会ってすぐ寝てしまった旦那。
会いに来るまで期待があった私は、かなりのショックを受けました。
離れている間、忙しい旦那とは話し合うこともできず・・・
一人で悩み考えてここまでやってきたのに、なぜ寝てしまうのか。
私の不妊治療の熱量と、旦那の熱量は、違い過ぎると感じました。
そもそも、子どもがたくさんほしいと言ったのは旦那。
なのに・・・なぜこんなにすれ違ってしまうのか。

私の頭に初めて、「不妊治療を止める」という選択肢が浮かびました。
帰宅後、私は病院受診日を前に頭を抱えていました。

毎度のことながら、「先生になんて説明しよう・・・」と考えていました。
どう言うか決まらないまま受診の日がやってきました。
私は病院の診察室で待っている間、周りを見渡しました。

この人たちは、みんな不妊治療に来ている。
この中に、私たち夫婦と同じような悩みを抱えている人・・・いるだろうか・・・

今の私たちは、不妊治療自体にたどり着けていない。

不妊治療以前に、夫婦関係がうまくいっていない。
こんな私が不妊治療をしている、不妊治療専門の病院に通っている・・・
自分がすごく場違いな人間に思えました。
※次ページに続きます。