孫のお世話中に、母が怪我をした。
「怪我は義妹のせい」といっても過言ではない状況なのに、そんな時でも自分中心の義妹に怒りを隠せないえいこ。半ば強制的に義妹に退院後の母の療養生活を手助けをしてもらう約束を取り付けたのだった。
そしていよいよ母が退院してくる日。はたしてうまくいくのか…?
たかりまくった義妹の結末⑤


数日後、母が退院してきた。
当日は幸い日曜日だったので、私も弟夫婦も実家に集まり、母を迎えた。
夜は退院祝いに出前を取り、一緒に食事をしたのだが。


義妹はほんの少し手伝っただけで、あとはみなとを抱いて、一切動かない。
…動かすのは口だけ。

やっと義妹が立ちあがろうとしたとき。義妹のスマホが鳴った。



一抹の不安を抱えつつ、翌日から本格的に母の自宅療養生活が始まった。
母の様子が気になりつつも、この日は忙しく、なかなか電話もできず。
ようやく夕方、母に連絡して様子を聞いてみると…

昨日、あれだけ言っておいたのに!
初日から来ないなんて…!!!

そして一週間が過ぎた。
週末、私が実家に帰ると…
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