「もう無理だ」
寝ていても私がそばにいないとわかった瞬間に泣く娘。
起きるかもしれない恐怖で、心が休まる時間はありませんでした。
そんな中、私はナギさんにあることを口にしました。










今なら言えます。
ああいうところが、本当に辛かった。
「子供をずっと見てるのが辛い」と言った直後の私に、「ママじゃないとダメみたい」とムーコを渡してくるナギさん。
きっと悪気はなくて、目の前で泣いて暴れるムーコにいっぱいいっぱいになって、「ママ助けて」という気持ちだったんだと思います。
でも私は、いつも誰にも頼れずに、一人でムーコと向き合ってる。
ナギさんだって、もう少し頑張ってよ。
そう言いたかった。
でも言えなかった。
押し付け合いになる気がして。
そんなこと、母親が言ってはいけないと思っていたからです。

