陣痛の痛みが消えるほど動揺したパイタッチ事件! by ウツボ
もう6年も昔になりますが、未だに忘れられない1人目出産時の出来事です。
【陣痛の痛み】
当時、無知なまま「どうにかなるっしょ~」と自然分娩で出産に臨み、あまりの苦痛に「こんなに痛いなんてー!誤算だー!」とのた打ち回りました…。
子宮口全開まであと少し…というところで、
「息をゆっくり吐いて、まだいきまないでね~^^」
なんて助産師さんに言われましたが、これが辛いこと辛いこと…。とにかく近くにある物にしがみついて耐え続けていました。
【分娩台のバー】
横になったら体勢的に少し楽になれそうな気がしたので、
陣痛の波の間にささっと横を向こうとしたところ、思ったより早く波が来てしまいました。
「やばい!何かを握らないと耐えられん…!」
あわてて分娩台横のバーを掴もうとしましたが、テンパって滑った手が掴んだのは…
助産師さんのおっぱいでした。
激痛のさなかのはずだったのに、「す、すみません…」
と体を起こして謝りました。
よく考えてみると、物心ついてから今まで自分以外のおっぱいに触れたことが無かった気がします。
他人のおっぱいの温かさと柔らかさにすごく動揺したのです。中学生男子か!
【痛みを超えた動揺】
助産師さんは
「ん?どうしたの?大丈夫よ~^^」
と気にしていない素振りをしてくれました…。
一瞬だけ消えた陣痛はすぐに元通りで、また痛みにのた打ち回ることになったのですが、人間あんまりにも動揺すると痛みも霞んでしまうんだな、と思いました。
出産が終わった入院中も、この時の助産師さんに会うとパイタッチ事件が思い出されて一人ドギマギしてしまったのでした。
⇒作者:ウツボさん
⇒ウツボさんの記事一覧
★フォローしてすくパラ事務局さんの最新記事をチェック!
本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。