あせらず付き合う!自閉症くんの「できたよ!」のペース『息子は自閉症。ママのイラスト日記㉚』
【自閉症くんの突然の「できた!」】
こもたろには、「ある日突然、○○が出来るようになった」という出来事がいくつかあります。
前日までは全然わからなかったひらがな50音の読み書きが、ある日突然、出来るようになったり、
ある日突然、トイレトレーニングを卒業したり。
「そろそろ片付けして」と言うと、「やだ!」と反抗していたことも、
すんなり「わかった」と言うようになったりだとか。
定形発達のお子さんならば、徐々に出来るようになるはずのことが
ある日、突然出来るようになるものですから、こちらも戸惑うことが多々あります。
こう書くと「実はすごい子?」と思われるかもしれませんが、すごいことではありません。
だって、出来るようになるのは、定型発達児のお子さんよりずっとずっと遅いのですから。
長い年月をかけて忍耐強く教えても教えても、全然出来るようにならなくて、それでも地道にやるしかないと思ってやってきました。
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【なかなか「できた!」が出てこない・・・】
例えば、箸使い。
こもたろは幼稚園に入ってからもしばらく箸が使えず、スプーンとフォークを使って食事をしていました。
口コミなどで評判のトレーニング箸を使ったりしたけどダメ。
それがある日、自分から「箸を使う」と訴えてきました。
トレーニング箸を渡すと「違う」と訴え、それは受け取らず、台所から普通の箸を持ってきました。
普通の箸を使うのは初めてなので、グーの手で握ってフォークのように刺して食べるところを想像していたのですが、こもたろは拙いながらも大人と同じ指使いで食事をしていた、なんてことがありました。
こもたろは発達の特徴がよく分からない子です。
何をどうきっかけにして良くなるかも悪くなるかもわからないし、こう関わってあげれば正解という答えも不明。
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【地道に療育を続けて行く事が大切】
本当に、お姉ちゃんと比べると育てにくい子だなぁと思います。
でも手がかかり大変なところが、可愛く見えてくるところでもあります。
「出来ないから無理」と諦めるものではないですし、「やってもやらなくても同じ」ではありません。
放っておいても自然に出来るようになる子ではありませんが、必要な療育を地道に続けていれば、
出来なかったことが出来るようになるという希望を持てています。
これからも、こもたろのペースに合わせて、決してあきらめないでがんばろうと思います。
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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。