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【妊娠中にサレ妻となったことを乗り越えての出産!②】陣痛との孤独な戦い by カコマツ

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前駆陣痛の痛みは例えるなら、生理痛が重い時の何倍もの痛み。

余りの痛みに思わず出た言葉が

「帝王切開にして!!!」

この時は、初めて味わう激痛に冷静な判断ができず、とにかく、早く産みたいという思いで口走りました。

帝王切開の方が辛いと言う事前知識も忘れています。

 

 

母と妹は出産経験者なので、前駆陣痛の時点で弱音を吐いてる私を見て、当然のように笑っていました。

確かに、笑えますよね(笑)

この日のお昼、出産に備え体力をつけようと、病院食以外にメロンパンも食べていたんですから、客観的に見てこれだけ食べられたら大丈夫だろ! と、今になって自分で自分に突っ込んでます。

 

母に「この後、本陣痛がきたら100倍くらいの痛みになるんだよ!」

と、脅されて、怖くて、

〝そんなの嘘だ!!〟 と、自分に言い聞かせました……。

 

【14時、孤独な戦いの始まり】

14時に医師の診察があり、

 

 

医師のこの言葉を聞いて母達は帰っていき、孤独の戦いがはじまりました。

誰も傍にいない夜中に本陣痛がきて、一人で産むことになったらどうしよう…という不安に押しつぶされそうでした。

 

本陣痛がなかなかこないので、医師の指示で陣痛促進剤を服用することになりました。前駆陣痛が痛すぎたので、飲みたくないと怯えましたが、本来、破水は陣痛後に起こるのが理想なので、陣痛促進剤の服用は必要と説明されました。

 

 

医師からは

「陣痛促進の点滴を打たないと陣痛を起こすのは難しい。出産は明日になるだろうし、今日は陣痛促進剤を3回服用しましょう」

と、説明されていて、

説明通り、2回服用しても陣痛は起こらず、何も変化がなかったのですが……。

 

【16時、本陣痛の始まり】

 

3回目の服用後、即、本陣痛がきました。母の言っていた通り前駆陣痛の100倍の痛み。

お腹にどーんとした衝撃が走り、気を失いそうな、この世のものとは思えない痛みに、冷や汗が出て寝ていたら、

 

助産師さんに

「本陣痛がきても、子宮が開かないと出産できない。横になっていたら子宮が開かないから、四つんばいになって」

と、言われました。

 

心の中で〝無茶言うなーーー!〟と、叫びながら、指示通り四つんばいになったら、余りの痛みに狂いそうになり(この体勢は痛みが逃げにくい)、取り敢えず座っていることにしました。

 

陣痛は17時に10分置きになり、18時に7分置きになる。

18時に夕飯が運ばれてきて、気が遠くなるくらい痛く、食欲は全くなかったのですが、痛みが落ち着いてる時に工夫して夕飯を掻き込みました。出産中に体力不足でいきめなかったら、お腹の子が危ないと思い、無理矢理食べたので、この時の食事は全く味がしませんでした。

 

食後、不安と痛みと孤独と戦っていたら……

 

 【19時、やってきた旦那】

 

旦那がやってきました。

 

つづく

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