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「私のこと嫌い?」母の涙に息子は・・【ADHD息子にも反抗期が訪れる⁉︎②】 by 鈴木セリーナ

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【内見ツアー中の息子は…】

 

そんな山田さんの話に聞き入る私と、会話に入らず、ひたすらケータイでインスタをチェックする息子。

 

 

セブ生活の短い私たちを気遣って、あれこれと教えてくれる山田さんに、さらに気を遣わせるようなことがあっては申し訳ないので、息子に会話に入るよう促したり、息子に話をふったりするものの、「ふーん。その話は知ってるし」と、前日同様の悪態ぶり。

 

 

怒りを抑えつつも、なんとか午前中の物件を6件全て見てまわり、これ以上見てまわるのは体力的に困難であることを山田さんに伝え、山田さんも快諾くださり、残りは別日にまわすことに。

 

【息子にイラつきながらも、気を取りなおして…】

 

ちょうど昼時だったので、私たちはランチをとってから寮に戻るため、近隣のショッピングモールで降ろしてもらうことに。

ショッピングモールといっても、皆さんが想像する日本のそれとセブのショッピングモールは雲泥の差。

フロアマップはおろか、ショップマップもない。つまり、インフォメーションが何も無いのです。もちろん、総合受付カウンター的な場所もありません。

息子に「私がお手洗いに行っている間、ウェブでレストランを探しておいて」と頼み、私はお手洗いへ。

私が戻るとそこには、インスタのストーリーをアップロードする息子が…。

 

 

#Ayala mall IT Park(ハッシュタグ アヤラモール アイティーパーク)じゃねぇよ。
#I’m looking for restaurant for lunch(ハッシュタグ ランチのためのレストランを探してる)だろうよ(怒)

と心の中で思いながら、

「ねぇ、お店探したの?」と聞くと「いや、まだ」と、真顔で答える息子。

仕方がないので私が店を探し、一番近くにあったイタリアンレストランに入ることに。

 

そこでも息子は、私と会話などはせず、インスタばかり気になる様子。

なぜ、我が子はイギリスから日本に帰国し、イギリスに戻らずセブへ来ることになったのか。

*この話しは目下、警察を巻き込んで捜査中の懸案につき、理由は後日記します。

が、それはすべて息子のためを思ってのこと。

こうしてはるばる、日本から3000km以上離れたセブへやって来たのも息子を思ってのこと。

 

【情けないやら恥ずかしいやら泣けてくる】

 

そう思うとなんだか泣けてきてですね…。

涙が溢れて止まらなくなりました。

 

 

私はこの子に嫌われているのだろうか?

たしかに、息子から見た私は、世の中の大半である“普通のお母さん”とは違うと思う。

学校から家に帰ったら「おかえり」と待っていてくれる母ではなかった。

息子がイギリスの寄宿舎にいたからできなかった?

いや違う。例えもし、息子が日本にいたとしても、私は実業家としての仕事を優先し、母として家で息子の帰りを待つようなことは無かっただろう。

女として、母として、実業家として。

3役を全立することは私の能力では不可能だ。

もしも息子が日本にいて、お金には困っていなくても母はいつも家におらず、息子がどうしているのか何も知らなかったなら、彼は間違いなく良からぬ方向へと人生の舵を切り、児童養護施設へ送致が必要と判断されることは想像に容易い。

だからこそ、少しでも息子には“良い環境を”という思いから、実業家として資金を得て、息子には学費をかけてきた。

それは息子を、頼んだことすらできないバカにするためのことだったのか…?

 

【私は息子の嫌われているのか?】

 

そんなに息子に嫌われるようなことを、私はしてきたのか?

「私のこと、嫌い?」と息子に聞くと、「え、なんで?」と聞き返す息子。

「いや、昨日のイアン(息子のルームメイト)との食事会の時からあなた、ずっとそんな感じじゃん?」

「そんな感じって、どんな感じ?」

これまでの経緯を「情けない」と言って泣きながら話す私に、

「ねぇ、泣くのやめてよもう。帰ろう」と真顔で言い、私に謝罪することもなく、ケータイアプリでタクシーを呼ぶ息子。

 

【ADHDの青年の特徴】

 

ADHDの特徴として、

「精神年齢が8歳で止まっていると思ってください。人の心や空気を読むことは、彼には難しいです」と医師から説明は受けたものの、この人、どこまでが病気でどこからが正気なのだろう。

寮に戻るタクシーの窓の外には、皆さんが想像するリゾート地セブとは違い、本物のストリートチルドレンに排気ガス、野良犬、野良猫が溢れている“セブの現実”というべき光景が広がっていました。

もともと興味もないリゾート地に、ただただ息子の近くに居たくて移住した。

日本のほうが街も綺麗だし、知り合いも多い。

知り合いなんてほとんどいない、こんな汚い街に、私は一体なにをしに来たのだろう。私はなにをしているのだろう。バカみたいだ…。どうしようもない虚無感に襲われました。

これ以上息子といてもイライラするだけなので、ヘッドティーチャー(寮母)に事情を話し、ひとまず私は寮を出て、ホテルに移ることにしました。

翌々日から数週間、仕事のため日本に帰ることになっていたので、学校を出る際、息子に「明後日からしばらく日本に帰るから、明日のディナーは一緒に食べよう。予約しておいてくれる?」と言うと「わかった」と言うので、とりあえず翌日まで時間を置くことに。

 

次回「セレブママ、ヤンキーに戻る。鈴木セリーナ、セブで大暴れ」お楽しみに。

 

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