わたしたちの、理想の育児《最終回》【パパとの衝突〜2人にとっての、理想の育児を目指して⑪〜】 by りんりんまま
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この時わたしはほっとしました。
人の中身なんてそう簡単に変わるものじゃないと思ったからです。
ずっとこのまま仲良しでいたいな、と思いました。
【「変わらない」ことによる悪循環】
たしかに、人の中身はそう簡単に変わらない。
でも今はこう思います。
仲の良い夫婦でいるは、「変わらずにいる」努力をするのではなく、「環境の変化に合わせてわたしたちも変わっていく」努力をする必要がある。
当たり前のようで、わたしは分かっていませんでした。
出産前、いつも平和でいられたのは「お互いが一番大事」という、いつも変わらない環境にいられたからだと思います。
それが産後に一変。
一番大事な存在が二人に変わり、分からないことだらけの育児に奮闘することで、生活が激変しました。
お互いを大切にしたいけど、同じくらい大切でそれ以上に手がかかる存在がいると、優先順位をつけざるを得ません。
慣れないことだらけの日々にお互いに余裕がなくなり、相手に求めることも増え、それが叶わないと不満も増え、、
でも、「変わらずに仲良しでいたい」という気持ちが変に働いて、「喧嘩をしたくない」「本音を言わない」ことにつながっていた気がします。
そしてまたお互いにふつふつと不満が溜まっていく悪循環。
【本当に大切なことは】
小さなことでも話し合う。気持ちを伝える。相手の気持ちも理解しようと努力する。
そうやって乗り越えていった先に初めて「理想の夫婦関係」「理想の育児」があるんだと今は思っています。
だから、「理想の育児」についてまだ私たちは明確な答えを持っていません。
これからりんりんが大きくなって、もしかしたらまた家族も増えて、環境がどんどん変わっていくたびに、私たちは何度もぶつかって何度も話し合いをするでしょう。
その都度話し合った結果が、その時の私たちにとっての「理想の育児」だと思っています。私たちが変われば「理想の育児」もどんどん変わる。
上手くいかない時もあると思いますが、向く方向はいつも同じ。
「家族みんなが幸せに過ごすために」と考えながら、わたしたちの「理想の育児」を見つけていきたいと思っています。
【あとがき】
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回の連載を書いて思ったことはとにかく「夫婦間のことを読み手に100%伝えるのは難しい」ということ。
実際に起きた出来事を書くことは出来ても、そこに至るまでの経緯や背景、夫婦関係を100%言葉にすることが難しく、分かりづらい点もあったと思います。。すみません。
ただご理解頂きたいのは、パパを悪く言いたい記事ではないということ。
当時の私目線で書いている部分が多いため、前半はいろいろなことを否定的に捉えがちですが、「いろいろな問題を抱えていた私たちが、どうやって乗り越え、どうやって今の平和な関係になれたのか」「私たちにとっての理想の育児とは」という部分をメインに書かせていただいたつもりです。
最後までお付き合い下さったみなさん、本当にありがとうございました。
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★パパとの衝突~2人にとっての、理想の子育てを目指して~シリーズ
★赤ちゃんを授かってシリーズ
⇒作者:りんりんまま
⇒インスタグラム rin_rin_mama
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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。