ライフラインが止まった我が家に起こった更なる問題【4階だから大丈夫だと思っていたけれど…その日我が家は被災しました。令和元年台風19号⑧】 by はなうさ
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【旦那と一緒にやってきたパパ友。そのわけは…】
このパパ友は家が近いので、我が家が浸水しているのではと早い段階で心配の連絡をくれていたそうです。
そして、ライフラインが途絶えてしまったと連絡をすると少し時間をあけて返ってきたのは
「うちですぐ用意できる物」リスト。
私なら多分こんな時
「なにか必要な物があれば」って言ってしまうと思う。
そして、お言葉に甘えてそのリストの中にあったラジオをお借りすることになったんだけど。
取りに行くと「無駄にはならないと思うから」とあれもこれも持たせてくれて。
旦那1人では持ちきれない量の荷物になり、パパ友も一緒に持ってきてくれたのでした。
【あたたかい差し入れはまだ続き…】
ラジオに水。ガスやインスタント食品。乾電池などなど…。
本当にありとあらゆる物を持って来てくれたパパ友。
そして差し出してくれたのは手作りのおにぎりでした。
「人の握ったやつ、ダメだったら申し訳ない…けど、ラップで作ったから衛生面も大丈夫!」と笑って渡してくれました。
もう、嬉しさと感動で受け取る手が震えてしまい振り絞って出した「ありがとうございます」と一緒に涙がこぼれ落ちました。
さっきまでガッサガサだった心と、台風の後ずっと霞切ってボヤけていた視界が急に温かくなるのがわかりました。光がさすって、こういうことを言うんだ。
人の優しさってすごい。
「良かったら夜お風呂に入りにおいで!」
そう言って物資と手作りのおにぎりを置いてパパ友は帰っていきました。
ありがたい。
本当ありがたい。
【心温まった後、次なる問題が…】
冷めないうちに、頂いたおにぎりを頬張る子どもたち。
しかし、この後更なる問題が起こります。
そう、トイレ。
大はものすごい量の水を勢いよく流す必要があるので、トイレにサランラップをひいて用を足すという災害マニュアルの教えに沿ってトライしてみましたが、お尻にラップの違和感があるせいか便意が遠のく長男。
ああ、このスタイルでは長男、トイレ無理かもしれない。
チラッと次男のオムツを見て、こういう時オムツの人はいいねぇなど思いながら
外の商業施設のトイレを使うか、お友だちのお家にお邪魔するしかないかぁと考えていました。
そんな時
また電話が鳴り……(震)
続く
◆今までのお話はこちら
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⇒作者:はなうさ
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