朝帰りした旦那の怪しい行動【つわりと旦那③】 by まゆん
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◆今までのお話
【生活費を出し渋る旦那の朝帰り】
イライラがおさまらないまま朝を迎えた。
昼前になりニャオちゃんはようやく起き、私が座るソファーにもたれかかった。
いつもなら私は「おはよう」と挨拶をするが、絶賛イライラ中で言う気にはならなかった。
ニャオちゃんはそんな私の気持ちに気付いていない様子で、呑気に携帯を触っていた。(当時はまだガラケーが主流)
触っていた……
触り続けた………
これは怪しいと直ぐに思った。
いつもはこんなにメールをしないし、
朝帰りでメールは怪しい…
そう思い…
携帯を奪った。
うっせえな⁉︎
まてまてまてえええええええい‼︎
待て待てええええええええい‼︎
私はイライラを抑えることが出来なくなった。
本当にただの呑み屋のねえちゃんかどうかもわからないし、一晩で過ちが起きたかもしれないっていうのも気になるところだけど……
だけど今はそれよりも、そんなことよりも………
今までの私の気遣いが一方的なものになったことに腹が立って仕方がなかった。
今は生活費をもらえなくても余裕が出た時に協力してくれたらいいと思っていた。きっとニャオちゃんも私の気遣いや不安をわかっていてお互いに思い合っているのだろうと……
……勝手にそう思っていた。
二人で協力して家庭は築いていくものだという考えが、完全なる独りよがりな妄想となったのが悔しかったり虚しかったり…、もうよくわからない感情となっていた。
私はそう責めながら泣きそうな顔で睨んだ。
するとニャオちゃんは……
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