【斜め上の又原さんの反撃】
えーっと…。
は？
なんかびっくりすること言い出しました。
クレーマーの奥さんからクレーマーのことは聞いていたはずなんだから
その人が乗り込んでくること「くらい」予想できるでしょうと。
自分がきちんと周りに伝達して
「何か電話があったら僕が対処します！」って言えってことですよね。
いやでも四宮君…。
バイトなんでそこまでせんでいいんですよね
だってもしもそれをやってたとしても。
バイトの子に「対処します！」「じゃあよろしく！」とは言えないわけで。
資格もない大学生ですからね。
もちろん四宮君も「こういう電話があった」ということは伝達してくれていました。
主任もその場にいましたけどね。
忘れているのか忘れたふりをしているのか。
どちらにせよ記憶力がいろいろ心配です。
又原さんはまだまだ続けます。
【気づかれた…！】
責任を転嫁するために。
そして四宮君の罪悪感をあおるために。
又原さんはついにこんなことを言い始めました。
もはやただのパワハラ。
「あんたみたいな人に相談したせいで殴られた」って。
ちがうから。
あなたが伝達してなかったから川田さんは怒ったんですよ？
でもそれを言う又原さんの目は至って真剣。
全力で「私のせいじゃねえよ？」とゾーンに入って説得してきました。
するとその時又原さんから驚きの一言が…
※次ページに続きます。
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