習い事に行かなかったせいで父が激怒!私を待っていた地獄絵図【大人は覚えておけない⑤】 by 渡部アキ
母が唯一覚えていた体罰の過去。
しかしそれすらうっすらとした記憶になっており、殆ど覚えてはいませんでした。
「さすがにあの地獄絵図は覚えていないとおかしい」
そう思った矢先にもう間違った記憶を母は話していたのです。
母に思い出して欲しくて、これまで話してこなかった昔の出来事を思い出す端から話してみました。
漫画上では分かりやすく「地下」と書いていますが、1階に自営の建物があり、その上の2階が住居となっているスタイルの家だったため、実際には1階部分の閉所に引きずり降ろされるという感じでした。
父は仕事終わりの晩御飯中に怒り出すことが多かったため、1階は業務を終えて明かりは一切ついておらず、この一室に閉じ込められたら自分で明かりをつけることは出来ず、狭い中窓もなかったため月明かりなども入らず、本当に恐ろしかったです。
引きずり降ろされる際に掴まれた腕などは若干痛かったですが、叩かれることに比べたら痛みはほぼありません。
しかしこの閉暗所への閉じ込めは子どもにとって相当恐怖だったのだろうと思います。
なぜなら妹もたまにここに閉じ込められていたのですが、妹共々この場所に閉じ込めるぞと言われたら、秒で裏も表と言ってしまうくらいだったからです。
この電話の件があるまで私は「当然覚えている上で接してくれているのだ」と思い込んでいました。
あえて昔の話を両親に一切してこなかったことも「昔の時代だからみんなそうだったんだ」という気持ちや、「子どものしつけをするには体罰は仕方のないことなのだろう」という思いがあったからでした。
けれど、私自身に娘が産まれてからは、「子どものしつけをするには体罰は仕方のないことだ」というこれまでの想像での育児定義が完全にぐらつきました。
確かに育児でいっぱいいっぱいになり、手を上げてしまうことは多少なりあるかもしれません。
しかし、こんなに頻繁に大したことのない理由で長年叩き続ける必要はあったのか…?(しかも父は育児に参加していない)
その疑問符と母が忘れてしまっている事実が重なり、私は驚きや悲しみを超えて呆然としてしまいました。
そしてこの後、私は母に実際に何がどのくらいの年月で行われていたのかを話すのですが、それを受けて母が言った衝撃の一言が、この漫画を書くキッカケとなったのです…。
つづく
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