<広告>

姉の弟への愛情。自閉症の息子がお姉ちゃんっ子である理由とは?『息子は自閉症。ママのイラスト日記㉝』

<広告>


   

お姉ちゃんと自閉症の息子が2-3歳の頃の思い出話をした。

先日、ふとしたことで、お姉ちゃんと過去の思い出話になりました。

moro34‐1

こもたろが2~3歳くらいの頃は、本当に大変で、私は気が滅入ることもありました。
「あの頃は大変だったなー」と私がつぶやくと、お姉ちゃんが「ほんと、きつかった」と言いました。

お姉ちゃんは自閉症の弟が外に出るとパニックを起こすのが辛かった。

私が「えっ、覚えてるの?お姉ちゃん、まだ4~5歳くらいだったよね」と聞くと、
お姉ちゃんは「覚えてるよー。こもたろがあちこちでパニックを起こして泣いてたね」と答えました。

それを聞いて私は申し訳ない気持ちになりました。
その頃はまだ2人とも小さかったので、どちらかを家に置いて出かけるのは無理。
買い物へ行くにしろ、お姉ちゃんの習い事に行くにしろ、いつも2人を一緒に連れて行動していました。

moro34‐2

仕方ないこととは言え、こもたろが一緒にいることは、お姉ちゃんも負担が大きくなっていたと思います。

私はお姉ちゃんに謝りました。

「こもたろが泣くと、周りの人たちに見られることもあったよね。お姉ちゃんはまだ小さかったのに嫌だったよね。ごめんね」

お姉ちゃんが一緒にいると辛かった理由は「周りの人にみられること」が理由ではなかった。

するとお姉ちゃんは「違う違う、そうじゃない」と答えました。

「私がきつかったのは、こもたろの泣き顔を見ることだよ。すごくつらそうで悲しい顔をしてたから」

私「え、そうなの?」

思いもしない回答に、私はキョトンとしてしまいました。

お姉ちゃん「そうだよ。もらい泣きしそうだったよー」

姉の弟への思い

「周りの人に見られてるのはわかったけど、まだ小さかったからかな。それは気にならなかった。ずっと、こもたろ頑張れーって思ってたよ」

moro34‐3

お姉ちゃんが小さいころから、こもたろのことを大切に考えてくれていたことに驚き、そして感謝の気持ちでいっぱいになりました。

こもたろが今こうやって成長を見せ、私たちに応えてくれているのは、お姉ちゃんの存在が大きいのかもしれません。

すっかりお姉ちゃんっ子なこもたろ。

moro34‐4

お姉ちゃんの思いが通じているのだろうな……と思うと、なんだか嬉しくなります。

<広告>

⇒「自閉症くんの母、やってます」をもっと読む
+

 
 

フォローしてmoroさんの最新記事をチェック!

本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。
--------------------------------
<広告>

 - 自閉症 ,

<広告>



  関連記事

関連記事:

子供の前で危ない行動をする義父に義母も賛同…怒る妻へ夫の反論が始まった【妻が突然家を出て行きました #31】 by ずん

関連記事:

義母が推す“嫁候補”が会社に来た日…夫が避けても彼女が笑っていたのは、なぜ?【夫婦ふたりじゃダメですか? #11】 by 尾持トモ

関連記事:

「俺も行ってやるよ」女子会同行を譲らない夫に妻が予想外の反応【女子会に夫を連れてくる友人 #4】 by 音坂ミミコ

関連記事:

息子が起こしたトラブル直後…相手親から届いた“画像”に母は言葉を失った【息子が加害者になりました 第18話】 by ゆる子

関連記事:

身に覚えのないカキコミ、怒りのコメントは収まらず。ついに私たちの懸念が現実に…!「誹謗中傷犯に勝訴しました」第4話【アンチブログ】② by moro

関連記事:

1人で家を飛び出した私が向かった先は…【私が家出した日。⑤】 by 樋口みみ

関連記事:

アンチブログに現れた『保護者』 その人たちがカキコむことは…「誹謗中傷犯に勝訴しました」第4話【アンチブログ】① by moro

関連記事:

「もう限界」旦那と子供を残して私は…【私が家出した日。④】 by 樋口みみ

関連記事:

コメント欄の閉鎖…迷った末決断したことがさらなる事態を招く「誹謗中傷犯に勝訴しました」第3話【炎上後の粘着】② by moro