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可愛がってもらった思い出が一つもない祖母の葬式。参列を勧める母に告げたことは…~葬式には出ない~【バラバラになった家族㉒】 by ワンタケ

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以上「葬式には出ない」でした。

 

【父がどんな行動をとったのか知らない】

 

祖母のお葬式には行かなかったので父がどんな行動を取ったか分かりませんが、父の受け身な性格を考えると長男として役目を果たしたのだろうと思います。

「自分の子という気がしない」と言われたら、私ならその時点で縁を切ると思いますが…もしかしたら実際はもっと事は複雑なのかもしれません。

 

私が祖母のお葬式に出なかったのは、あまりにも関わりが無かったからです。

顔は合わせた事はあったけれど、何の思い出も無かった。
強いて言えば「猫が好きな人なんだな…」という記憶だけが残っていました。

良くも悪くも関わりがあった場合、お別れをした方が気持ちの区切りがつくけれど、私と祖母の間には気持ちの区切りをつけるような事柄が何も無かった。
何にお別れをしたら良いか分からないような状況だったのです。

少し話は逸れますが、「そういう意味ではいつか私は義母のお葬式に出る事になるかもしれない」とこれを書いて初めて思いました。

 

【3人でお墓参りへ】

 

祖母とは関わりがありませんでしたが、命を繋いでくれた事にとても感謝をしています。

お葬式の後しばらくしてから母と妹とお墓参りに行き、それ以降も毎年3人で集まってはお墓参りに行っています。

天候が良くない日に当たり、ベビーカーにムスコを乗せてバスに乗ったり降りたり、長い坂道を上ったり下ったりと大変な思いをした事もありましたが、コロナ禍が長引く今、あの時に行っておいて良かったなと思えるようになりました。
次に行く時にはムスコもお墓参りの意味が分かるだろうし、必ず一緒に行きたいと思っています。

お葬式もお墓参りも生きている者のためのものだと感じるようになりました。
今の私にとってはお墓参りが唯一の祖母との関わりです。

 

という訳で次回「母の山場」に続きます。

いよいよ引っ越しの準備が整い、後は父に家を出て行くことを伝えるだけとなった状況で、母は今までになく張りつめていました。その時に、父が言った意外な言葉は…。

 

以上、「いつ来るか分からないコロナ休園と仕事のバランスが難し過ぎるな…」と思っているワンタケがお送りしました。

 

 

つづく

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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。
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