かつての父の体罰を全く覚えていない母。妹の証言で態度を変えるが私は人の怖さを改めて認識する…【大人は覚えておけない⑧】 by 渡部アキ

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「いじめっ子はいじめていたことを覚えていない理論」というのは私が勝手に名付けたものですが、割とあるあるだと思います。

 

いじめっ子にも、いじめを覚えていて後悔をしているという子は勿論いると思いますが、多くの場合が「楽しいことをしている」「遊んでいるつもりだった」という感覚の他に

「その子のためを思って言ってあげた」「その子が悪いから分かるようにやってあげた」という「相手(被害者)のため」という間違った感覚も存在していることと思います。

 

おそらく父の場合はこの「相手(子ども)のため」という誤認識によって、罪悪感がほぼ存在しなかったことにより、体罰の記憶が薄れていたのではないかと思います。

 

 

この「相手のためを思っての暴力」という間違った感覚は、自己満足や自分本位の思い込みに寄るところが大変大きいため、相手の痛みを考えることが出来ません。

そのため「自分の痛み」だけしか覚えていないことが多いのではないかと思います。

 

一方で「突発的な体罰」というのも存在していると思います。

ワンオペ育児などで社会性が絶たれることや孤独で生まれる精神的な限界状態により発生する体罰の種類と考えます。

常習化するとそのまま虐待ともなり得るかもしれませんが、限界状態から一時冷静になれると、反省してリカバリー出来ることが多いパターンだとも思います。この場合は、時間や心の余裕を持てることや精神的なケアが大事なので、家族の配慮や行政などの手助けが必要だと感じています。

 

私の父の場合は体罰の度に特にリカバリーも無かったことと、ワンオペしていたのは母の方なので、前者のパターンなのだと思います。
しかし、疑問に残るのは母の中に体罰の記憶が無いという事実。
これは一体何故でしょうか…?
その謎は、この後の母の言葉で何となく分かり始めることになるのでした。

 

続きます

 

~第1話はこちらから~

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