「ごめんね、まだご飯作れてない」――体調が優れない妻に、夫がかけた“あのひと言”【あの頃私はバカだった 第42話】by こっとん

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「嘘つきで最低なのは、私も一緒か…」
夫のやさしさに包まれながら、妻の心に浮かんだのは中学時代の苦い記憶。友達の恋を邪魔するため、平気で嘘をついて傷つけたことがある。バレたときに浴びた「嘘つき!」という叫びにも、当時は罪悪感なんてなかった。でも今になって、なぜか胸が痛む。
「なんであんなことを…」涙が頬を伝う。昔は感じなかった痛みが、今、私を静かに締めつけていた。
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【あの頃私はバカだった】
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