

元夫との生活の中で私は「望まないほうが傷つかない」と何度も気持ちを押し殺してきた
期待しなければ裏切られないし、肯定を求めなければ失望もしない
そうやって自分の気持ちを小さく畳むことにいつの間にか慣れていきました
それはあの頃の私が壊れないように選んだ、生き延びるための方法だったんだと思います
その癖は今でも少し残っていて
夢を語ることや未来を想像することがどうしても苦手になってしまった
期待を持つと、それを失う怖さまで抱えることになるからだ
今の夫は何でも肯定してくれる人なので
その安心の中で、私は少しずつ、昔の“諦める癖”に向き合っています
長く染みついた癖だけど今はゆっくりリハビリしながら少しずつ"生きる希望"と未だに戦っています

続く
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