もう帰りたい
そう思ったのに、体が動かなかった。
忘年会の夜、隣室では笑い声。
私の布団で起きていた“異変”を、誰にも言えないまま ――。
職場の忘年会、和やかな空気、盛り上がる同僚たち。
そのすぐ隣の部屋で、私は一人、息を潜めていた。
助けを求めれば終わるはずなのに、声が出ない。
なぜ私は抵抗できなかったのか。
なぜ“何も言えなかった自分”を責めてしまうのか。
楽しかったはずの夜が、静かに歪んでいく。
※この話には、一部の読者にとって不安を感じる描写が含まれます。
苦手な方は閲覧にご注意ください。






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