<広告>

離ればなれの入院生活【赤ちゃんを授かって⑩】 by りんりんまま

<広告>


12

   

こんにちは!

りんりんままです。

前回は、泣かなかった赤ちゃんがようやく小さな声をあげたものの、面会できなくなったことを知ったところまで書きました。

 

【待ちわびていた面会時間、しかし…】

面会予定時間の少し前に、県で一番大きな病院へ転院することになったと知らされました。

この病院の設備では一晩治療しても状態が良くならなかったと…。

診断は、「胎便吸引症候群」

なんらかの理由で赤ちゃんがお腹の中で便をし、それを吸い込んでしまったことにより、自発呼吸が出来ない状態にあるとのこと…。

処置の際に見たチューブの中の黒いものは、吸い込んでしまった便だと分かりました。

のちに知った事ですが、この病気の中でも特に重症で一刻を争う状況でした。

「赤ちゃんが少しでも元気になるために、必要なことなんだ」

頭では分かっていても、気持ちが追いつきませんでした。

他の赤ちゃんの声に、嫌な気分にはなりませんでした。

泣き声も、くしゃみも、しゃっくりも 本当にかわいくて、自分の赤ちゃんのことを想像して癒されました。

看護師さんからもらった赤ちゃんの写真は、全身動かないように固定され、チューブだらけの痛々しい姿。

でも、とってもかわいくて「たれまゆはパパ似だな〜」「鼻はママかな〜」「小さいおててだな〜」とずっと眺めていられました。

でも、ふと「なんでこんなことに……」

「私が泣いたから酸素が足りなくて、苦しくなっちゃったのかな」

「なんで私は1人でここに入院してるんだろう」

と答えのないことを考え、涙が出ました。

 

※次ページに続きます。

<広告>
 
12
 

フォローしてりんりんままさんの最新記事をチェック!

本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。
--------------------------------
<広告>

作者:りんりんまま

> 作者ページへ > Instagramを見る

 - ママ, 出産, 病気・トラブル ,

<広告>



 - ママ, 出産, 病気・トラブル ,


  関連記事

関連記事:

偽セレブママの“知られざる過去” ――その異様な行動に誰もが言葉を失った【セレブママの知られざる一面 #56】 by しろみ

関連記事:

無敵のパート現る!自称“いい”男を完全論破。それぞれの結末は…【自称・「いい男」と結婚しました #50 ~最終話~】by ちゅん

関連記事:

「サプラーイズ!」息子夫婦は絶句…義母の“お詫び旅行”に隠された仕掛けとは【夫婦ふたりじゃダメですか? #4】 by 尾持トモ

関連記事:

夫の裏側にいた取引先の女。彼女が抱えた“心の渇き”の始まり【モラハラ夫を捨てるまで㊽】by 佐伯梅

関連記事:

「帰るぞ!」朝7時、“押しかけ親子”を迎えに来た夫の態度に絶句…!【我が家に依存する迷惑親子 #31】by みつけまま

関連記事:

順調に進んだ離乳食。母の気持ちに慢心が生まれ・・【油断大敵!離乳食は常に予想外③】 by harumama

関連記事:

漠然とした不安【32歳で初期乳がん 全然受け入れてません 2話‐①】by 水谷緑

関連記事:

母に眠るスペースをください!!【とにかく寝ない!寝かしつけと私の格闘日記④】by三本阪奈

関連記事:

術後に親がする重要な仕事【親子で心臓病でした。⑪】 by きたぷりん

関連記事:

今さら後悔…!児童精神科の先生から言われた言葉【自閉症長男の登校しぶり。③】 by よいこ