熱性けいれんはインパクトマックス【息子の異変①】 by 山田あしゅら
再び病気話です。すみません。
今では25歳の
にぎやかなお祭り男三男三郎。
今回も彼のお話です。
それは3月初旬のことでした。
その時三郎は2歳5ヶ月。
三男坊の宿命か
兄ちゃん二人が持ち込むウイルスやら菌やらにさらされて
誕生以来風邪引き発熱はしょっちゅうでした。
この日も数日来の風邪引き真っ最中。
朝方は平熱だったのに
昼過ぎ急に上がり始めすぐに39℃を超えてしまいました。
急いでかかりつけ小児科のスギウラ先生のところへ。
お薬をもらって家に帰って来たのです。
熱が高いためか
いつもの元気はなく
お兄ちゃん二人と一緒におとなしくテレビをみていましたので
隣の台所で晩ごはんの支度を始めたのですが・・・
何となくイヤな予感がしたのかもしれません。
ふと様子を見に隣の居間(台所とテレビのある居間は離れています)
をのぞくと
土下座をするような格好で
三郎が痙攣しているではありませんか。
すぐそばに居たお兄ちゃんたちは
テレビに集中していて弟の異変には全く気づいていませんでした。
いつからこの状態だったのか分からないまま
とりあえず仰向けにしたところ
硬直した感じで手足はガクガク。
顔は土気色、目をむいて、唇が紫色になっています。
これはどうみても尋常ではありません。
すぐに「ひきつけだ!」と気づきました。
『こどものひきつけ』について以前何かで読んで知ってはいましたが
上の二人はやったことがなく
まさか自分の子どもがなるとは思ってもいませんでした。
この後かかったはしかの時もそうですが
本などである程度知識はあっても実際に目の当たりにすると
焦って、冷静な対処が出来なくなってしまうものです。
後になって知ったのですが
子どものひきつけで注意しなくてはならないのは
窒息だそうです。
痙攣時、口の中に食べ物が入っていたり
嘔吐していたりするとそれがのどに詰まり窒息してしまうことも
あるとか。
痙攣している最中は
口の中を確認することは難しいと思います。
まず横に静かに寝かせ
衣服を緩めて様子を見てください。
普通の熱性けいれんなら
数分で収まるようです。
三郎も
すうっと痙攣が収まり
熱は高いままでしたが
じきに普段の表情に戻ったのでした。
この話次回に続きます。
ここでおまけ。
昔、子どものひきつけは
いろいろ迷信がありました。
ひきつけで舌を噛む心配はあまりないそうです。
それより前述の通り喉に詰まることのが怖いので
口の中には何も入れない方が良いとのことです。
おでこにぞうりは
想像しただけで笑えてきますが
みている親の方が落ち着くことが出来て
案外有効な迷信なのかもしれないなと思いました。
おでこ冷えるし(笑)
それだけ昔から
子どものひきつけは
親にとって最初の衝撃だったってことでしょうか?
⇒作者:山田あしゅらさん
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