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つわりに苦しむ私がひとめぼれした食べ物は…【つわりにまつわるしくじり話①】 by さやかわさやこ

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はじめまして、さやかわさやこと申します。
長男、次男、長女の三人を子育て中です。

この度、すくパラさんで《しくじり育児》をテーマに書かせて頂くことになりました。
どうぞよろしくお願い致します。

 

今回は妊娠中のしくじりエピソードについて書きたいと思います。

妊娠中のマイナートラブルの象徴、つわり
私の場合、長男のときも次男のときも長女のときもつわりがあったのですが、つわりの症状はいずれも違いました。

※吐きづわりに関する表記があります。
苦手な方や食事中の方はご注意ください。

 

 

【長男のとき】

妊娠に気づいてすぐに、ムカムカと気持ち悪くなり始めました。
そして真っ先にダメになった匂いがありました。

それは和風出汁の匂い

いつも仕事帰りにたまらなく美味しそうに感じていた立ち食いそば屋さん。しかしつわりが始まってからは、お店から漂ってくる出汁の匂いを嗅ぐと一気に気分が悪くなるように。

そんなこんなで、和食がほとんど食べられなくなってしまいました。

 

でも不思議と洋食系は大丈夫だったので、そんなに食事に困ることはありませんでした。オムライスにハンバーグ、ジャンクフードなんかはむしろいつもより食べたくてたまりませんでした。

『和食はダメだけど、洋食はいけるし、つわりもなんとか乗り切れそうだな。』と、余裕をかましていた私。

 

しかし、そんな私をあざ笑うかのように、日を追うごとに、昨日まで食べられていたものがまた一つ、また一つと受けつけなくなっていきました。

 

無性に欲していたポテトもダメになり、和食はダメでも食べられていたおにぎりもダメになり…最終的になんとか食べられるのはとうとう果物だけに。

しかし、その果物でさえも結局は吐いてしまうように。

 

もう何を食べても気持ち悪い、ありとあらゆる匂いが気持ち悪い、食べものを見るだけでも気持ち悪いという状態に。

 

そんな私にとって、恐怖の場所となった場所がありました。

それは食品売り場。

生鮮食品やお惣菜など、いろんな匂いが混じって鼻に届く食品売り場に近づくと、一気に脂汗が出てきて吐き気がマックスに。

 

なるべく食品売り場には近寄らないようにしていたのですが、うっかり通りかかってしまったときは、息も絶え絶え逃げ出したのでありました。

 

食べては吐いて、食べては吐いて、もう何を食べたらいいやら…途方に暮れながら過ごす日々。
終わりの見えないつわりに、私はすっかり気分が落ち込んでしまいました。

 

ところがそんなある日、私はたまたま通りかかった店先でなぜか冷麺に釘付けになったのです。

ちょうど蒸し暑くなってきた頃で、銀色の器に入った冷麺がとても美味しそうに見えました。

久しぶりに食べものを見て『食べてみたい!』と思った私は、嬉しくなりながらお店に入りました。

さっぱりしていてツルツルっと喉ごしの良い冷麺はとても美味しく感じたと同時に、久々にご飯らしいご飯を食べられたことが嬉しくてたまりませんでした。

冷麺を完食した私は『もしかしてつわりもそろそろ終わりかな?』と、淡い期待を持ちながら帰路につきました。

 

しかし、つわりはそんなに甘いものではありませんでした。

 

帰宅するなり、一気に吐き気が襲ってきたのです。

私は台所に駆け込んで吐く体勢になりました。

つわりで何度となく吐いていたので、吐くことに慣れていた私。

いつものように吐こうとしたその時です。

消化していない、ほぼほぼ原形をとどめた冷麺がそのまま外へ出てこようとするのです。

コシのある麺が勢いよく外へ出ようとするものですから、食道と喉がとてつもない苦しさで、ボロボロ涙を流しながら悶え苦しむことに…

 

久々の食欲に嬉しくなって、ツルツルと噛まずに食べてしまったついさっきまでの自分を恨みました。

『なぜちゃんと噛まなかったんや‼︎』と、後悔の念にかられつつ、今までにない苦しみに悶えながら、なんとか吐き終えたのでありました。

 

その日以降、私は吐くときに吐きにくくないか、ということに重きを置いて食べものを選ぶようになりました。

元々食べることが大好きだったのに、そのような観点で食べものを選ばなければいけないというのは、とても虚しく、とにかく早くつわりが終わってほしいと強く思うのでありました。

そんなつわりも6ヶ月目に入ったあたりで徐々にマシになり、気がつけば終わりを迎えていました。

それまでのどんよりとした日々が、スーッと明るくなるような感覚でした。

これが、長男のときのつわりエピソードです。

 

次回は、次男と長女のときのつわりエピソードについて書きたいと思います。
引き続き読んで頂けたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願い致します。

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⇒作者:さやかわさやこさん
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作者:さやかわさやこ

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