育児の理想は泡となり…『ぼっち育児』を加速させた呪いの言葉【4歳息子は元人見知り⑦】 by ユキミ

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【後追い絶頂期の友人ママも言う「ぼっち育児」の大変さ】

私が息子を妊娠して安定期に入った頃。

当時3歳のお子さんを育てていた友人と会った時のことだった。

この時友人はトイレに行きたがっていたのだが、後追い激しい息子さんが全くそれを許さず…。

 

私も彼女をなんとか助けたくて必死に

「ママのトイレ一緒に待っていようよ~」

と声をかけたが、全く応じてくれなかった。

 

後追い絶頂の子を前にしては、母以外はすべて無力である現実を知った瞬間だった…。

 

結果その後も息子さんは泣き続けていたので、友人は抱っこでトイレまで抱えていった。

 

こ、これは…

なんて…なんて

なんて大変なんだ…!!(泣)

 

まだ子どものいなかった私には、この友人の拘束状態がとんでもないことに思えた。

ママ一人での育児の厳しい現実を目の当たりにし、人間的に未熟な自分には到底無理だと思った。

 

そして友人も

「育児は絶対に夫も実家も巻き込んで、どんどん回りに頼った方がいいよ!」

「絶対に1人で頑張っちゃだめ!!」

と何度も何度も言っていた。

 

今育児で苦しんでいるママが言うのだから、育児は絶対に1人で頑張ってはいけないのだ。

友人の言葉が強烈に心に刺さり、私は産後の育児の理想を固く決めた。

 

【産前の私の育児の理想】

ということで…

息子をみんなでお世話したい。

 

赤ちゃんの癒しパワーで回りは幸せハッピ

母である私は休めて心身ともに健康ハッピー

 

そんなハッピーハッピー、ハッピーセットが理想である。

 

しかし私が同居の家族は夫のみ。

我が家は両実家が遠方な為、実家からの助けは借りられない核家族。

(ちなみに私の実家は新幹線で5時間、夫の実家は高速で3時間)

 

が!

そんな核家族だからこそ、これから先私になにかあった時、息子のお世話ができる人は1人でも多い方がいい。

 

普段は頼れなくとも、時々会った時にはじじばばとたっぷり触れ合ってもらい、お互いどんどん大好きになってもらいたい。

たくさんの人に抱っこしてもらって

たくさんの人から愛情を受けて欲しい。

 

と、息子の育児はできるだけたくさんの人の手を借りて願わくば、母以外のお世話も大好き!な「人類皆兄弟タイプな子に育ってほしいと思っていた。

 

しかし。

育児の現実は甘くなかった。

 

【産後の現実】

 

ミルクをあげたいのに、おっぱいから離そうとすると号泣

寝かしつけをするも、息子は本当に寝ない赤ちゃんだったので何をしても寝ない

挙句の果てに生後2ヶ月から始まった見知り

 

寝ない飲まない泣き止まない赤ちゃんは誰に預けることもできない。

 

遠方から遊びに来た実母には人見知りで、泣き止まない息子。

そして夫はこの時期とても仕事が忙しい時だったらしく、連日深夜の帰宅。

休日である土日も、出張の準備などで会社に行くことも度々あった。

 

その時私は初めて

 

という現実を知った。

 

どんなに

「お母さん1人での育児はダメ絶対!」

と言われていても、1人で頑張らざるを得ない状況になってしまうのが、悲しい現実。

 

今だったら「そんな時のベビーシッターよ!」と、外の手を借りることも考えるが、この時はまだそんな存在もよく知らなかった。

加えて、仕事をしていないのに家族以外に預けているママも回りにいなかったので、外の手を借りることにとても罪悪感があったと思う。

 

多分…

前回実母に言われた言葉なんかも、「誰かに預ける」という選択肢を鈍らせる要因だったのかもしれない。

お世話のプロに預けるんだから、何の心配もいらんのに。

今過去にタイムスリップできるなら、当時の私にそう言いたい。

 

それでもなんとか1人で息子のお世話をしている中、息子がまた新たな人見知りを発動…!!

息子のお世話が大ピンチになってしまった。

 

つづきます。

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4歳息子は元人見知りシリーズ
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