期待と不安が押し寄せる 3歳息子の療育の始まり【泣いて笑って発達障害~療育を知らない世代の私たち~①】 by ワンタケ
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以上、「期待と不安が押し寄せる」でした。
【ムスコのカモフラで療育が遅れる】
ムスコの育てにくさや些細な違和感を感じつつも、初めての育児でドタバタとひたすら奮闘していた私。
1歳4ヶ月から保育園の一時預かりにお世話になっていたムスコでしたが、3歳前に支援員さんに声を掛けられるまではむしろ「成長が早い」と周囲に思われる事が多かったように思います。
しかし1-2歳クラスのお迎えに行った際、同じクラスの女の子に「ドンキの袋だね!いいな~お買い物!何を買ったの?」と言われた瞬間、私は凍り付きました。
ほぼ1語文しか話さないムスコと同じクラスに、ここまで会話ができる子がいるとは夢にも思わなかったからです。
今思い返せばその女の子は、5人兄弟の末っ子ということで熟練の会話の達人であり、「クラスで1番言葉の遅れがある子の母親(私)に、たまたまクラスで1番会話が上手な子が話しかけた」という構図だったのですが、その時にはあまりの会話力の差にただただ不安を覚えてしまいました。
ムスコはと言えば、無駄にカモフラージュが上手い質で、大人に何か質問をされても「うーん、見た事ないけど~」「それはすごいね~」「ちょっと難しいね~」など、どんな会話でも適応できる万能な口癖でニコニコしながら返答しており…会話の意味が分かっていなくても「会話ができる風の男」を装っていたため、「ムスコ君はおしゃべりが上手ですね」と各方々で言われ、それにより療育に繋がるのが遅かったように思います。
【療育への期待】
そんな訳で療育に繋がることが少し遅かったムスコですが、3歳を前にして言葉以外での指摘が入りました。
「こだわりが強い」「フラフラしている」など集団行動における問題点が見られたため、地域の支援員さんと話し合いの結果、療育手帳の発行をし、療育(未就学児を対象とした教育の場である「児童発達支援事業所」)に通うことになりました。
「子供の脳は6歳までに急激に発達する。それまでに療育を受けることで発達障害の生き辛さのかなりの部分が解消する」という話を聞き、「いいぞいいぞ!今こそチャンスだ!その時だ!」と療育への期待が膨らみました。
特にムスコが指摘された部分を修正していくには、個別指導よりも集団指導での学びが必要となるので、適切な指導を適切なタイミングで受けられる運びとなりましたが、通常、療育は待機が長く、受けられる時期が先延ばしになってしまう事が多い様なので、気になっている方は早めに申し出をするとスムーズに通えるかと思います。
【療育への不安】
療育に期待する一方で、私自身が発達障害や療育についてほとんど知らないという事は大きな不安でした。
「発達障害という言葉は、1970年代に日本でも用いられるようになった」との事ですが、ここ10年くらいで一気に公に認知されるようになったという印象があり、実際法改正されて療育が盛んになったのは2012年以降のようなので、まだまだ「新しい試み」と言ってもいいのかもしれません。
発達障害も療育も自分の子供時代には無かった概念なので、それだけでもうオロオロします。自分の親の代なんて完全に理解できない人のほうが多いのではないでしょうか?
互いの両親に孫であるムスコの発達障害や療育について伝えてみても、「え?落ち着きがないとか言うこと聞かないとかそんなの普通でしょ?子供なんてそんなもんじゃないの?」といった具合。
そして正直な話、私自身も「子供ってそんなもんじゃないの?だってクラスに普通にそういう子はいっぱいいたよ?」という気持ちが残ったままです。
そんな発達障害や療育に不慣れな世代の私は、他の人々はどう考えているのか周囲の人にも聞いてみました。
次回は「その2 夫の友達に療育通いを伝えると…」に続きます。
以上、接骨院に行ったら「ここなんか詰まってるけどどうしたの?」と言われ「詰まってるって何が…?」と思ったワンタケがお送りしました^^
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