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どうする?高齢親の財産管理(その1)【ママ行政書士の相続遺言相談室⑦】 by まえだあい

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源さんが元気だった頃は、訪問販売業者など来ようものならビシッと断ってくれていたものの、現在は介護が必要な身となりそれどころではありません。

サチさんはというと、優しい性格に付け込まれてなかなか上手く断れず、業者が来るたびに苦労をしていました。

そんな不安が続く中、近くに住んでいる二男さんが、通帳やカード、印鑑をしっかり管理すると申し出てくれたのです。

悪徳商法や振り込め詐欺などの被害にあわないように、毎月必要な額の現金を二男さんから直接手渡しするようになりました。

 

息子さんに財産を預けるようになってから業者対応についても、「息子に財産を管理してもらっているので私では決められません!」という断り文句がスラスラ出てくるようになりました。

源さんとサチさんは「これで安心だ」と喜んでおり、遠くから心配していた太郎さんも弟の次郎さんにとても感謝していました。

 

話は変わりますが、不要なものを売りつけるというだけが悪徳業者とは限りません。

介護用品のレンタル費や介護リフォーム費など必要なものとして契約した中に、不要なものまで分からないように加えられていたということがあります。

高齢親のみの世帯の場合は定期的に契約内容を確認したり施工業者に問い合わせたりするように気を付けてあげてください。

 

次回は、『財産管理を二男に任せたら大変なことになった』をお届けいたします。

そうです、財産管理を1人に完全に任せて安心などしていては、地獄を見ることになるのです。

 

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