『息子の変化』~担任の先生が代わり…(前編)~【泣いて笑って発達障害~療育を知らない世代の私たち~⑰】 by ワンタケ

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以上「担任の先生が代わり…(前編)」のお話でした。
(ちなみに絵カードとは、言葉ではなく絵で行動や指示を促す時に用いるカード集です)

 

【ずっと4月は“要”だと思っていた】

 

今年の1月に新しい保育園に入った際、積極的に療育訪問をしてくれた前担任は、とてもキビキビハキハキとした方でした。

「なんでも今後の勉強ですから!」と発達障害を深く理解しようとして下さる姿勢や、さっぱりした性格に大いに助けられて3月までお世話になりましたが、4月から進級して新しい担任の先生に見てもらう事は、転園当初から分かっていました。

新しい担任の先生はマメに報告連絡をくれるような真面目かつおっとりとしたイメージの方で、「そういえばお伝えし忘れてたけど3日前に…」といった前担任の先生とは逆の性格であるようにも映りました。

「おっとりした先生だから、ムスコもゆったり過ごさせてもらえそうだな~」という私の考えとは裏腹に、日を追うごとにワガママが強くなっていくムスコ。

早々に療育の先生からも「園での対応について気になる事は無いか」と尋ねられました。

 

【口に出して初めて不安になる】

 

「真面目でおっとりした良い先生なんですけど…」から始まり、いざ気になる事を口に出してみると自分の中の不安がみるみる具現化されていきました。

 

療育側からも、保護者である私からも保育園には「こだわりが強い、指示が通りにくい性質」とだけお伝えしているのに対し、

新しい担任の先生は「自閉症」として扱っている事。(自閉症の定義は広く、真逆の性質さえ一括りにされているので対応が多岐に渡る)

ムスコだけに絵カードを使って指示を出している事。

「特別支援学級に行く予定ですか?」と問う事。まだ年中になったばかりのため、その選択肢の準備がまだ自分の中に無く、面食らった質問となりました。

 

療育ではグレーとして扱われているムスコが、保育園で急に「特別に扱わないといけない子」になっているようで、その急激さについて行けず、なんだかとても不安な気持ちが大きくなりました。

療育の先生は「すぐに保育園訪問をして、様子を見たり先生のお話を聞いてみます!」と訪問の予定を取り付けてくれました。

 

…そしてその不安な時期にタイミング悪く、以前の保育園へ思い出アルバムを取りに行く機会がありました。

昨年までお世話になっていた担任の先生とお会いした際「ムスコくん、ずっとうちの園にいて欲しかったなぁ。あのうしろ姿が大好きだったのに!他の先生も会いたがってますよ」と言われた時は「みんなと同じように可愛がられていた保育園を私が辞めさせてしまった…」という気持ちになってしまい、思わず泣きそうになりました。

「ムスコも特別に扱われている事のモヤモヤが募り、家や療育でワガママになっているのではないか」とその時は思っていましたが…結果としてはこれは私の大きな思い違いだったのです。

 

次回は「担任の先生が代わり…(後編)」では、療育の先生の保育園訪問により明らかになった担任の先生の気持ちを書きたいと思います。

以上、気付くといつも尻ポケットにムスコのマスクが入っているワンタケがお送りしました^^

 

 

~第一話はこちらから~

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