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明らかになった『先生の胸の内』~担任の先生が代わり…(後編)~【泣いて笑って発達障害~療育を知らない世代の私たち~⑱】 by ワンタケ

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以上「担任の先生が代わり…(後編)」のお話でした。

母親である私側から見ると、年中になったばかりで「特別支援学級へ通うか問う」「絵カードを使う」ことはとても唐突に思えたのですが、先生側の胸の内を知って、すっとモヤモヤが晴れました。

 

【絵カードと特別支援学級】

 

先生が以前受け持っていた子が進学後に特別支援学級に入ることになり、その際に「絵カードでもっと早く対応していれば」と言われてしまったことが、先生の中でとても大きかったようでした。(誰にどう言われてしまったのかも問題がありそうではある)

そして「今回こそやれることはやってあげよう!」と、ムスコのために頑張ってくれようとした担任の先生。

傾向として絵カードは向いていないようなのでそこはやや早合点だったのですが、不安を抱え責任を感じていた担任の先生と、療育先の指導員さんが直接繋がったことにより、保育園訪問以来、担任の先生は今まで以上に柔和な笑顔を見せてくれるようになりました。

今までも私が療育先と保育園の間を伝書鳩のように繋いでいたのですが、私はなんの専門知識も無いただの人なので、先生は不安だったのだと思います。

 

【ムスコがワガママになった理由】

 

では、進級してから何故ムスコが誰から見てもワガママに豹変してしまったかと言うと、先生にとって「4月はアメの時期」だったからでした。

「4月は全員をとにかく見守る・見極める期間であり、これからそれぞれに合った厳しさを加える」という先生の方針により、調子に乗って何でもワガママが通ると思い始めたムスコ。(愚か者め…!)

家でも療育先でもワガママを通して周囲を困惑させていましたが、これからはそうはいきません。アメの時代は終わりました。これからはムチの時代です。

特にムスコは指示が無ければいつまでも遊んでばかりいる性質なので、ここからキュキュッと家でも引き締めて行く所存です。

 

【残りのモヤモヤを解決するには】

 

そして残りのモヤモヤである「自閉症かどうか、どの傾向にあるか?」については、ついに専門家の手を借りる時が来たなと感じました。

今までの療育先との話し合いでは「グレーということで様子見」だったのですが、今回の件では「医師の診断が無い」ことが混乱を招く結果となりました。

やはりグレーであれ何であれ、専門家から「この傾向がある」という診断が無いと、共通認識をしあう事がとても難しかったのです。

私としても療育先としても「自閉症傾向はあるが…絵カードは向かない…グレーである…」しか伝えられない現状だと、先生もあやふやで不安になってしまいます。

素人の私が直接ガンガン先生の気持ちを聞き出せなかったように、児童発達支援の指導員さんの立場としても「絵カードを使うタイプの自閉症ではない」とはハッキリ言えない部分もあり、そこをもう一歩踏み込めそうなのが医師の診断なのではないかと思い至ったのでした。

 

という訳で次回は「ちょっと病院行ってくる」です。この連載もそろそろ終わりの予定です。思っていたよりも長く書きました。最後の2回で療育や発達障害について思う事を全部書いていこうと思います。

以上、気が付くと今年も半年が過ぎようとしていて、マジで意味が分からんと思っているワンタケがお送りしました^^

 

つづく

~第一話はこちらから~

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