いよいよ手術当日。その時娘は…?【そけいヘルニア手術体験記③】 by あん子
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◆今までのお話
【下腹部の腫れは脂肪?!医師の説明は…】
「胃から垂れ下がって腸を覆う大きな網のような脂肪組織で
内臓が傷や炎症を負ったとき、大網が溜め込んだ脂肪をクッションがわりとしてその部位を保護する役割も持っているんですよ。」
「そけいヘルニアですが…
多くは生まれる前に自然に閉じるものが
まれに閉じ損なうことがあります。
その閉じ損なった大きな通り道が残っていると
生まれてすぐに泣いただけでも
脱腸が出現します。
通り道が小さく残った場合では
症状はなかなか出ずに、走り回ってお腹に大きな力を入れるようになる
幼稚園児になってから
娘さんのように症状が出ることもあります。
と医師に言われ
手術をすることに決めました。
【家に帰り、娘に…】
と伝えると
「手術はね、お腹を切らなきゃならないんだけど麻酔をするから手術の間は痛くないよ。」
怖がるかな…?と思いましたが
本人はよくわかっていない様子。
それから術前検査などで再度病院を受診しましたが
娘は、血液検査のための注射を打たれても泣かずに頑張っている姿をみて
我慢強いな…とこちらが感心するほどでした。
それから2週間ほどたって…
明後日が手術日。
しばらく入院食になるので、その日は娘の好きな夜ご飯にしました。
今は日帰りでもできるらしいですけど
娘の時は、手術の前日から1週間ほどの入院でした。
「そういえば、うちの親戚も同じそけいヘルニアになったんだよね。」
と夫が唐突に話し出し
「親父から聞いたんだけど
今の娘と同じ歳ぐらいの時に腸が出て戻らない状態で緊急手術したらしいよ。」
「え…!怖い。大丈夫だったの?」
「うん。あと数時間遅かったらやばかったみたい。」
やはり、早めに手術するほうがいいと夫の話を聞いて思ったことを覚えています。
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