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遠慮して「抱っこ」と言わない娘【弟が産まれた日⑤】 by わさび
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ずっと落ち着かず、何か言いたげな娘
そうか。
抱っこして欲しいんだ。
でも「抱っこして」と言っていいのかわからず
私に遠慮して言葉を飲み込んで…。
健気すぎてもう泣けてきそうになりました。
でも私は娘を抱っこするために
帝王切開後の歩行練習も頑張ってきました。
自信はなかったのですが
なんとかなるだろうと思い
娘を抱っこすることに。
嬉しそうにしながら
遠慮がちにゆっくりと私の元にきた娘。
「…本当に抱っこしてもらっていいのかな?」
というような戸惑いの表情がまた愛おしい。
【久しぶりに娘を抱っこする】
今まで寂しかった思いが
ひしひしと娘から伝わってきて
ぎゅうっと強く抱きしめる小さな手からは
「ママの代わりはどこにもいないよ」と
言われているようで
私もこっそり泣きました。
すると娘は私から離れ…
娘は満足したのか
心のしこりがポロッと取れたように
とてもスッキリとした顔で微笑んでいました。
私はその顔を見て、
「ああ、娘はもう大丈夫だ」
と思ったのです。
✳︎
続きます。
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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。
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