夫婦のルールを守らない夫に怒りと悲しみが!深夜、0歳児を抱え実家へ向かったら…!?by あざみ

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だいごろうとこごろうの
オカンあざみです。

現在3歳1歳の年子兄弟を育てています。

まだ長男のだいごろうが0歳の頃
夫婦間で大きな衝突があった。

の仕事は今以上に激務。そして仕事の付き合いが多く、飲みに行くことが多い夫。
夜中の12時を過ぎても連絡ひとつなかった。

夜中の12時過ぎたが旦那から連絡がない

家に私と子どもと2人きり。
付き合いだとはいえ、日付けが変わる頃には
連絡ひとつ入れてきてもいいはずだ。
それが夫婦の最低限のルールだ。

私は夫が帰ってくるのをじっと待った。

そして夜中の1時に帰宅する夫。
私は待ちに待った夫に全てをぶつけた。

帰宅した旦那に文句を言ったが話を全く聞かない

しかし、話も聞かずに風呂に入る夫。
こんな遅くまで帰りを待っていたのに、話も聞いてくれないの?
私の心は怒りと悲しみの感情に支配された。

そしてふと頭によぎった。

話も出来ないのなら行動で示すしかない。

寝ている息子

夜中の2時前
私は部屋でスヤスヤと眠る長男を抱きかかえ
無我夢中で家を飛び出した。

寝ている息子を抱っこして夜中の外に出る

街灯と車のランプと少しの星が夜道を照らす中、
まだ幼い長男を抱きしめてタクシー乗り場へと急いだ。

ふと長男の顔を見ると、眠っていたはずなのに
パッチリとお目目を開けて私をじっと見つめていた。
ごめんね、大丈夫だからね。

歩いて10分ほどの場所にあるタクシー乗り場で、
タクシーに乗り込み実家に電話した。

が電話に出た。

母の優しい声を聞いた私は、気が緩み涙が溢れた。
勢いで飛び出してきたけど、この先どうなるのだろう。
不安でいっぱいだった。

実家に到着した私は、両親がどんな顔をするのか考えていた。

悲しい顔をするかな。それとも怒るかな。
こんな夜中に帰ってきて、心配をかける私は親不孝者だ。
落胆した気持ちで玄関の扉を開けると。

両親は笑顔で大歓迎

大喜びの両親。
というか、私のことなんかそっちのけ。
孫が帰ってきた事にお祭り騒ぎ。

私は予想外の反応に拍子抜けした。
しかし、底抜けに明るい両親の姿を見て私もなんだか安心した。

後から考えると、私が深刻にならないよう
あえて明るくふるまってくれたのだろう。
両親の優しが身に染みた。

そしてもう一つ、明るくふるまえた理由がある。
それは、夫が私の母に連絡をして喧嘩のいきさつを説明していたらしい。

どこへ行くかも告げてないのに、行先を把握していた夫。
どうやら私の事はお見通しのようだ。

そして後日、夫は私と長男をちゃんと迎えにきて謝った。
その後、遅くなるときは必ず連絡をしてくるようになった。

こうして、私の初めての「実家へ帰らせていただきます事件」は
幕を閉じたのであった。

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作者:あざみさん
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