2歳の時、泣きながら壁に額を打ちつけて…娘が初めてした『自傷行為』【長女ななの発達の話⑯】 by まめすけ | ページ 2 / 2 | すくパラNEWS
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2歳の時、泣きながら壁に額を打ちつけて…娘が初めてした『自傷行為』【長女ななの発達の話⑯】 by まめすけ

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1歳~2歳頃までの1年間は、
カスタネットと鈴とタンバリンでのリズム遊びで、
当時のななには貴重な、楽しそうな表情をする時間でした。

ところが2歳を過ぎたあたりから、
私のかばんを持って教室の入り口でバイバイするなど、
「帰る」と言っているように見える主張が時々出てきました。

それでも、リトミックに向かうことも、教室に入ることも嫌がる様子はなかったので
毎回とりあえずは連れて行き、「帰る」らしき動作があれば、
そのまま参加せずに帰ることも何度かありました。

 

ある日、スタッフの方がななを抱きかかえて一緒に教室に入ろうとした際に、
激しく抵抗し、腕をすりぬけて廊下の突き当りまで猛ダッシュし、

大声で泣きながら、壁に額を打ち始めました。
(額は少し赤くなりましたが大丈夫でした)

今までななの自傷行為は見たことが無く、
驚いた私は、ただただ、ななに謝るしか出来ませんでした。

ななは、生まれてからこの日が一番大きな声で泣いたと思います。

 

帰宅してすぐに保健師さんに電話で相談し、
おそらくパニックを起こしたのだろうと説明を受けました。

初めてのパニックから、今後立て続けに起こると
ずっと起きやすい状況を作ってしまうので、
まずは、今日起こった環境と同じ状態を今後作らず、
また成功体験の積み重ねを続けてくださいとのことでした。

※この日以降、ななが再度パニックや自傷行為を起こすことはありませんでした。

 

 

【先に結果を記載します】

先生方と相談を重ね、この日から数年経過してやっと、
おそらくななは聴覚過敏だったのだろうという結論が出ました。

ななは、耳をふさぐ動作をしたことがなく、
大きな音が出るものから、慌てて走って逃げることもありませんでした。

ただただ、そこに存在する「苦手な音」に耐えて、
その場所で泣くことだけが、ななの表現方法だったようです。

見た目では音を嫌がっているように見えないため、判断が難しいタイプだったようです。
実際、この当時から幼稚園時代は、情緒面での心配あり・要経過観察とされていました。
(後に「あり」から「なし」に変更となります)

私自身も、嫌なことのメインが音だったということには、気づいてあげられませんでした。

この詳細がわかったのは、ななが小学生になって、

自分の言葉で詳しく説明できるようになってからのことでした。
(今回の漫画は入園前のことです。話が小学生に進んだ時に詳細を書く予定です)

それがわかってから、ああ、リトミックも、大太鼓が出てきた頃だったと気づきました。
帰ろうとする動作は、毎回教室に入ってからだったため、
もしかすると、その日大太鼓があるのか確認していた可能性もあります。
帰ろうとせず楽しんで帰れた日もあったので、それなら辻褄は合います。
でも、それは私の記憶からの予測であり、なな自身は当時のことを覚えておらず、
当時はまだ発語が無かったため、もう原因を確定することは出来ません。

ななの変化に気付いていながら、原因をわかってあげられなかったことをとても後悔しています。
パニックを起こす前に、退会していればと、何度も反省しました。

6年生の今も聴覚過敏の症状がありますので、学校にも申告しています。
聴覚過敏は、ななが大人になっても、一緒に生きていく特性であることは本人も認識しており、日々工夫しながら生活しています。

 

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