私をいじめるクラスメイトを黙らせた友人の驚くべき企み～消えない記憶～【いじめの加害者と被害者の経験⑦】 by もち

翌日

教室に入ると梨香子と目が合いました。

 

が、梨香子はバツが悪そうにすぐに目を逸らしどこかへ行ってしまいました。

 

 

 

 

昼休みに彗のところに行くと昨日あったことを教えてくれました。

 

 

彗の話によると…

 

引退後に部活に参加した慧は、クールダウンの最中に自分の友達（私のこと）が無視されていじめにあってるんだと、梨香子や後輩たちの前で話し始めたそうです。

梨香子はそれが私のことだと気づかず「えーーーめっちゃかわいそーーーー！」と言ってたそうです。

 

 

後輩達も「そのクラスやばいですね！こわっ！」と同調。

 

クラス全員順番に無視されて、相手にしか聞こえないように耳打ちする。

「そんなクラスやだーーーー！」と後輩達も半ばふざけ始め、梨香子も笑っている。

 

それを見た彗が後輩に目で合図。

 

 

 

 

梨香子の顔が一瞬で青ざめたそうです。笑

 

後輩：知ってます！同小出身で遊んだことあります！

あの宮崎さんがそんなことになってるんですか？可哀想！

 

 

 

 

 

彗：大人しくなった？笑

私：うん。ありがとう。笑

彗：もうすぐ冬休みに入るし、これで少しは収まるでしょ！

私：だといいな。

 

 

彗…すごい…と思ったら考えたのは唯でした。笑

2人とも策士のようでした。笑

後輩ちかちゃんにも感謝。

 

梨香子は相変わらず無視は続けてますが、この一件以来何も言わなくなりました。

真弓も梨香子から何か言われたのか無視してくるだけでした。

 

彗のおかげで気持ちは持ち直しましたが、どうにもならないことがありました。

 

体育や授業でグループワークをする時です。

コンビを組む相手がいなくて溢れたり、グループワークも入れてもらない時

隣のクラスの子に入れてもらっていました。

 

 

私がへこたれないので相変わらず真弓はイライラしていました。

 

ひたすら無視され、私がいない間に机をまたずらしたり

地味にストレスをかけてきてました。

 

そんな学校での様子を家では一切親には言ってませんでした。

いじめられてるなんて恥ずかしくて言えなかったし今までの罪悪感もあったので。

 

ですがある日、母から思いもよらないことを言われました。

 

 

～第1話はこちらから～

 

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