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いじめる側からいじめられる側へ。教室に入ると目に映った光景は…~消えない記憶~【いじめの加害者と被害者の経験⑥】 by もち

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◆今までのお話はこちらから

~消えない記憶~【いじめの加害者と被害者の経験】シリーズ一覧

 

毎朝私が教室に入ると女子の話し声がピタッと止まる。

これが意外とズン!と堪える。

 

 

今のこの無視される状況は受け入れるほかありませんでした。

私も保身に走り嫌なことをしたり、無視をしたり散々いじめてきた側だったので。

 

今までのツケが回ってきたんだ。

 

そう思うしかありませんでした。

 

 

きっかけはたぶん…大ちゃんに振られた腹いせだと思うけど…。

 

昨日までは真弓達と仲良く話してた私が急に無視されている様子に男子たちが気づかないわけもなく、茶化してきました。

 

 

 

火に油を注ぐようなこと言うんじゃねぇぇぇ!

 

もちろん真弓はしっかりこっちを睨んでる。

 

 

 

 

浩子はうつむいている。

 

教室にいる間は常に無視されているので、誰にも話しかけないようにしていました。

話しかけても結局無視されて余計傷つくし、相手側も真弓にまた標的にされるんじゃないかとビクビクしていたので、接点を持たないことが一番平和な過ごし方だと考えていました。

 

 

無視される標的になり存在を否定されるのは、なかなか精神的にきついものだと知りました。

 

 

 

 

皮肉にも同じ状況になって相手の気持ちを理解できるようになりました。

 

幸い私にはこのクラス以外に部活の仲間や小学校からの友達がいました。

授業以外は他のクラスに行って友達と話せたので学校に通うことには耐えられました。

ただ教室にいる間だけが苦痛でした。

 

 

でもそれが余計真弓を刺激することに…。

無視しても私の反応がそれほど変わらないので真弓は気に入らなかったようです。

 

 

受験も終わってるし、卒業したらもう会うこともないだろうから卒業までの我慢。

 

 

なんとか耐えよう。

そう気持ちを切り替えて今の状況を乗り切ろうとしてました。

私がビクビクしてたり寂しげにしてたら真弓が喜ぶのは今までのことを見てわかっていたので、せめてもの抵抗として涼しい顔を貫き通しました。

内心は真弓たちが怖くて仕方なかったけど、強気でいないとやっていく自信がなかったので…

 

 

私がビクビクしてるとは知らない真弓はどうにかして私を傷つけることを考えていたようです。

 

 

ある朝学校へ行き教室のドアを開けても話し声は静まらず、ザワザワしたままでした。

 

 

 

 

※次ページに続きます。

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