叩かれる私を見ていたはずなのに…父の体罰を覚えていない母の衝撃の一言【大人は覚えておけない⑥】 by 渡部アキ
かなり落ち着いて丁寧に伝えたつもりでした。
ところどころ母も思い出せる部分の記憶も込みで説明しました。
しかし母が心配したのは、私のトラウマや自身が過去を覚えていないことなどではなく、
私が過剰な被害妄想を現実のことと勘違いをして頭がおかしくなったのでは という方でした。
私は母とは割と頻繁に連絡を取っており仲も良かったため、
この言葉は物凄くショックでした。
そして、この時の気持ちを元に、私はこの漫画をいつか描こうと決意しました。
それは、この言葉を受けた瞬間は信じられなくて衝撃を受けましたが、のちに冷静になって考えると「同じような体験をしている人は一定数に割といるのではないか」と考えたからです。
何故なら、うちは父も母も認知症を患っているわけではなく、特別な精神的な特徴があるわけでもなく、至って普通の人間だからです。
ということは同じく普通に暮らしている人が子どもに長期間の体罰をしたことをすっかり忘れてしまっている…というのは、もしかして「あるある」なのかもしれないと考えました。
だとしたら、相当数の体罰を受けた方が私と同じように「被害妄想にかられている」「頭がおかしくなっている」という不当な扱いを受けているのかもしれません。
そういう同じ体験をされている方々に「あなただけじゃないよ」というメッセージを込めて発信することは、同じ体験者でないと出来ないため、そこに意味があるのではと感じ、自分なりに原因を考察して一説を導き出してみようと思いました。
この後「被害妄想に囚われている」と言われた私が母に言ったこととは……。
つづく
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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。