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ささいな病院の規則、守ったほうがいい?気まずい相部屋のとなり【下血から始まった一大事⑦】 by 林山キネマ

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【あの時に聞いておいてよかった「決まり」】

 

となりの方は

「テレビの音を消したほうがいいのかしら?」

「私、テレビ見ちゃダメなのかしら?」

「どうしましょう?」

と言いつつも、テレビを見続けています。

 

私に「いいですよ」と言って欲しかったのかもしれません。

 

 

 

その時、思い出しました。

入院前に聞いた、イヤホンを使うのが「決まり」になっていることを。

 

 

すべての決まりを完全に守る必要はないかもしれませんが…

 

たとえば病院食、量が多かったりアレルギーなどで残すこともあるでしょう。

苦手な食べ物もあるでしょう。

消灯時間が早くて22時に眠れない人もいるでしょう。

寝られなくてスマホを見ている人もいるかもしれません。

 

だけど、それらとテレビの音とは違うと思います。

 

となりの人に迷惑が掛からないようにするための規則は、それを守らないと相部屋の片側だけが我慢をすることになるのです。

決まりのことを話したら、10分か20分くらい後にとなりの人はテレビを切ってくれました。

その後、消灯時間までテレビがつくことはありませんでした。

 

翌日…

 

 

朝もテレビの音が聞こえることはなく、私も体調が少し戻ってきていました。

この病院のテレビは、カードを購入してそれをテレビに差しこまないと見ることが出来ませんでした。

私は入院中、テレビを見なかったので買いませんでしたが、となりの方は購入したんでしょうね。

 

昨日の会話中に病院の規則を持ち出したことで、なんとも言えない意地悪をしたような気まずい気分になりました。

私自身が元気になると、テレビの音も自分が我慢したらいいのかな?…という気もしてきて、どうしようか悩みました。

 

 

 

※次ページに続きます。

 

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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。
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