「女子」だという自覚よりも先に自分の中に芽生えたものは…~少女漫画が恋を育てる~【ママのジェンダーふわっとしてるよ④】 by ワンタケ
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以上「少女漫画が恋を育てる」でした。
【混乱と情熱の少女漫画】
女子とも男子とも言えない幼少期から思春期になるまでの間、私は心の底から少女漫画に夢中になりました。
とは言え、最初は付録目当てで漫画自体に興味はありませんでした。
絵柄や内容がまだまだ遠い世界のもののように大人っぽく感じ、まるで自分には関係が無いと思っていた私を漫画の世界に引き込んだのは、4コマやショートギャグなどの類でした。
そこから漫画に徐々に慣れていき、読める漫画が少しずつ増え、気付けば隅から隅まで熟読するようになった少女漫画熱狂時代。
最終的には漫画に飽き足らず、おたよりコーナーや広告までもが楽しみになっていました。
りぼんとなかよしを軸として、ひとみやちゃお、ぴょんぴょんも読んでいた小学生の頃。
コミックも買わなくてはいけないので、毎日お手伝いをしてお小遣いを必死に稼ぐという多忙な幼少期を過ごしました。
少女漫画の中での恋のお相手は大抵、恋愛初心者の女の子にも受け入れやすい容姿をしていました。
髪が長めでスラっとしていてツルツルの男の子。だからこそその容姿を通して異性を受け入れ易くもあり、また、その逆である「短髪でガタイが良くて毛がボーボー」という恋の相手を初めて打ち出した「俺物語‼」は革命的だったな~と今でも時々思い出します。
少女漫画は未知の感情や人を好きになる楽しさを教えてくれました。
ジャンプも読んでいましたが、富樫先生の「てんで性悪キューピッド」が一番好きだったので、やはり私はバトルや友情よりも恋愛漫画に恋をしていたのだと思います。
その延長線上で、実生活でも自然に人を好きになっていきました。
【「女子」より先に「恋」が芽生えた】
少女漫画によって「自分が女子である」という自覚よりも先に「恋心」が芽生えました。
少女漫画の中でも女子同士のドロドロとした人間関係が描かれているものはあまり得意ではなく、「好き同士2人の閉じられた世界」を描いている漫画がとても好きでした。
大人になっても未だにそうです。好き同士の2人がお互いをどう思ってその関係がどう成長していくのかを見るのが好きです。
少女漫画でも、百合でもBLでも、「好き同士の2人を見守りたい」という気持ち。
大人になってからいろいろな漫画を読み、改めて恋愛漫画に「この性別じゃないとダメ」という決まりが自分の中に無い事がハッキリと分かりました。
恋愛漫画に対するジェンダーもふわっとしている模様です。
そんなふわっと感を感じ取られたのか、中学に入った後に友人から告白を受けました。
「好きになる人が男とは限らないよね?」
彼女は誰もいない場所で、自分の胸の内をぽつりぽつりと話し始めました。
という訳で、次回「中学は苦しく旗を立てたい」に続きます。
以上、空知舎の雲丹醤油を激推ししているワンタケがお送りしました!
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