以上「トランスジェンダーの子」でした。
【雰囲気が違った美術大の予備校】
家から何駅も離れた美術大の予備校には、普段通っている高校とは全く違う空気が流れていました。
高校も自由だったけれど、それとはまた明らかに異なった雰囲気。
色も形も大きさも違う宝石が、一つの教室にたまたま集まっているような感じでした。
個々への詮索も無く自分の世界に集中するような雰囲気がとても好きでしたが、私が行けたのは短期講習のみ。
「通常の講習も通いたかったな…」と後ろ髪を引かれながら、短期講習が終わった後は高校へ行ってバイトをするといういつもの生活に戻って行きました。
美術大の予備校と縁が無くなっても、アズサとは連絡を取っていました。
好きな漫画や音楽の情報交換をし、お互いの世界が広がる事を楽しんでいたある日、少し違和感を感じる告白がありました。
という訳で、次回「違う違うそうじゃない」に続きます。
以上、左のかかとに何かが刺さっている気がしているワンタケがお送りしました！
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