『完ミ』は楽と言われてモヤモヤ。意図せず早めに完ミとなった私が何より辛かったことは…【思えば産後1ヶ月が一番辛かった⑤】 by 渡部アキ

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実際に完ミになってみて私が感じた「母乳の楽さ」

欲しがればすぐに、いつでもあげることが出来て、間を数時間開けさせなければならないこともなく、泣くことしか出来ない我が子に我慢させる事もなく、どのくらいの量だって、何度だってあげてよい。

そんな楽なことがある?

 

乳首が切れても痛くても、更に睡眠不足になろうとも、生まれたばかりの娘にミルクを我慢させることの方が

当時の私には、何倍も辛く感じました。

 

 

 

特に深夜にミルクを飲んだ後は、毎回悲しい気持ちになりました。

 

娘が「まだ飲みたい」「飲みながら眠りにつきたい」と、口をチュパチュパさせながら泣くのです。

口に咥えながら安心感を持って眠りたいという、その求める気持ちが痛いほどに分かるのに

それを叶えてあげられない・・・。

 

「チュパチュパしたいだけならば、おっぱいを咥えさせたらいいのでは」と私も当初考え、口に含ませてみるも、ペッと吐き出されてしまいました。

想像するに、母乳が出ないおっぱいは、赤ちゃんにとって生きる上で必要のないもの。本能的に「これじゃない感」を強く感じてしまったのでしょう。

空腹により飲みたいわけでなくても、やはり「母乳(ミルク)」が出てくるということ自体が赤ちゃんにとって大事なのだと感じました。

 

せめて使い慣れている哺乳瓶を空で飲ませてみては、おしゃぶりを使ってみては・・・と考えましたが、おしゃぶりは娘が嫌いで全く使えず、空の哺乳瓶に関しては、一人ではゲップもままならない赤ちゃんに空気を余計に飲ませてしまうためダメで・・・

 

周りから「ミルクは楽よねえ」と毎回言われてしまう度に、「母乳は大変ですよねえ」と話を合わせながら、ずっとモヤモヤしていた時期を思い出します。

 

思えば、意図せずして早期で完ミになってしまった女性は私の経験統計上ですが、少ないように思います。

そのため、同じような経験をした方が周りにも余りいないため、自らの経験則で「楽チン」という感想になってしまっているのだろうなということは何となく想像していました。

 

そんな嫌な気持ちになるならば、そもそも「完ミである」ということを言わなければいいのですが、
残念ながら出産後に、出産経験者の女性と話すと必ずと言っていいほど「母乳育児」の話題が出てきてしまうのです・・・。
その内容は殆どが「母乳って大変よねえ」という内容なのですが、その話に対して完ミであることを隠して嘘をつき続けて話すことはさすがに困難なため、結局、言わざるを得なくなるのです。

今思えば、オシモで自由に動けないことや、母乳問題のことなどで軽く鬱状態のようになっていた私は、チュパチュパしながら深夜泣かれる毎日に、
更に自暴自棄のような状態に陥ってしまうのでした・・・。

 

続きます

 

~第1話はこちらから~

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