「出してみなよー♪」
シンタロウは笑いながら、まるで遊びの延長のような口調で言い放った。
追い詰められたB子の脳裏に浮かんだのは、親に知られたらという恐怖と、助けてくれるはずだった人の顔。
(タロウさんにさえ連絡がつけば…)
焦りと混乱の中、B子は“ある大学名”に反応する。
「ねぇ!そこの大学に知り合いいるの?!」
すがるように問いかけるB子の声が、クラスメイトを驚かせた――
◆今までのお話はこちらから

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「出してみなよー♪」
シンタロウは笑いながら、まるで遊びの延長のような口調で言い放った。
追い詰められたB子の脳裏に浮かんだのは、親に知られたらという恐怖と、助けてくれるはずだった人の顔。
(タロウさんにさえ連絡がつけば…)
焦りと混乱の中、B子は“ある大学名”に反応する。
「ねぇ!そこの大学に知り合いいるの?!」
すがるように問いかけるB子の声が、クラスメイトを驚かせた――

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