息子が自閉症と気づくまで ママの葛藤(1)―『息子は自閉症。ママのイラスト日記』
本をパラパラめくる。(分厚い本が好き)
他には......
・滑り台をひたすら滑り続ける
・階段の上り下りをひたすらやり続ける
・自転車のペダルをひたすら回す
・トイレの流水をジっと見つめている
・スライドドアの開閉をひたすらやり続ける
などがありました。これらが本当に変わっていて、上の長女にはなかった行動だったので面白い子なんだと思っていましたね~。そして、集中力がとてつもなくすごい子なんだと思っていました。
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この頃からやっていた、クレーン。
私はこれは、こもたろの意思表示なんだと、これも指差しのひとつなんだと、勘違いしていました。ことばが出ないこもたろ。やはり周囲の「男の子は遅いから大丈夫よ。ウチの子も遅かったわよ~」という言葉に安堵し、「ウチの子は大丈夫、大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせていたように思います。
息子2歳 増える葛藤
こもたろが2歳になり、楽観的な私も、さすがにこれは違うかもしれない......と思い始めたころ。母子手帳の「保護者の記録」には、
ちょこちょこと葛藤の跡があります。
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2歳になっても、言葉が全く出ないこもたろ。市の管理センターへ電話すると、トントン拍子に"ことばの発達親子教室"へ通うことが決まりました。そこで驚愕したのは、私。お話(絵本)の時間。
集団行動が全くできない、じっとしていられない、ということを思い知らされました。それまで、お友達数人と遊ぶ機会はありましたが、各々好きなように遊んでいたし、女の子のお友達が多かったので、男子と女子とは遊び方が違うから絡まないのかな~と思っていたのです。次第に強くなる、疑問。やはり、気になったのでインターネットで検索をかけました。
辿りついたのは「広汎性発達障害」。
特徴をみていくと、これも、これも、これもこれもこれも......。こもたろの状況とあてはまっていきました。
とにかく、こもたろの事を知りたかった。
悩む日々が続き、思い切ってパパに相談しました。
一瞬にして、不機嫌になるのがわかりました。普段同じ行動ばかりしていること、集団行動ができないこと、親子教室ではジッとしていられないこと、インターネットで調べたら、こもたろと同じ特徴ばかり書かれていること......。全部話しました。
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返ってきた言葉は「発達障害だと思ってこもたろのことを見ているから、そう思うんだ。考えすぎだ」「俺だって、3歳まで喋らなかったんだから大丈夫」「言葉がわからないんだから、じっとしていられるわけないだろう。そのうち言葉がわかれば、落ち着くはず」「男の子は言葉が遅いもんなんだ」。
認めたくない、パパ。
本好きなパパは、様々な本を読んでいるので私なんかより知識があります。発達障害のことだって、すごく詳しい。なまじ知識があるものだから、まだまだ無知な私の言葉に、耳を傾けようとはしません。
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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。