【自閉症児の睡眠障害】2歳の息子が眠らない!夜中に突然泣き叫び大パニック!『息子は自閉症。ママのイラスト日記㉗』
寒くなってきました。毎年、この時期になると思い出すことがあります。
それは、自閉症の息子こもたろの睡眠障害。
こもたろは赤ちゃんのころはよく寝る子でしたが、大きくなるにつれ、だんだん眠らなくなってきました。
2歳になった辺りには、私たちが心配するほど眠らなくて、特に寒くなる秋から冬にかけての時期はそれがひどくなりました。
夜中になるにつれハイテンションになり、
「ちょっと寝たかな?」
と思ってもすぐ起きて…。
今になってみると、あれは夜驚症(深い眠りについたときに突然起き出して、激しい恐怖感から泣き叫んだり、パニックをおこしたりする症状)だったなぁと思います。
夜泣きなんて可愛いものではなく、突然起きて大パニックを起こします。
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泣いて、暴れて、叫んで。こんなことが日常茶飯事。
この時期は多くてもトータル2時間くらいの睡眠だったでしょうか。
放っておけば、私は寝ることもできたのですが、相手は2歳児なのでそれもできず、結果、ずっと付き合っていました。
一日二日、寝ないのとはわけが違います。
いつまで続くかわからない睡眠不足。
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ある日、見かねた療育園の先生が
「お母さん、しんどかったら、療育園での活動中、ここの仮眠室で休んでてもいいのよ」
と声をかけてくださいました。
きっと私の顔色が悪く、ボーっとしていたからでしょう。
「仮眠室…2~3時間は寝ることができそう…。いいなぁ、休みたいなぁ。」
すごくありがたい提案で、できることならそうしたかったのですが、私はとっさに
「いえ、大丈夫です」
と言ってしまいました。
あの時は毎日張り詰めていて、ちょっと気を緩めたらガタガタっと身体が、精神が、崩れてしまうような気がしていました。
そして「他のお母さんも頑張ってるのに、自分だけ甘えるわけには…」という気持ちもあって、なかなかそういった救いの言葉に「助かります。お願いします」とは言えない精神状態でした。
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今になってみると「誰もそんなことで非難しないのに。甘えていればよかった」と思えるのですが、あの時の自分はとにかく今ある状況をどう乗り越えるか、また、乗り越えなくてはいけない、という思いしか頭にありませんでした。
人は大変なときほど、苦しいときほど、余計に頑張ってしまいがちな気がします。
壊れてしまう前に、とりかえしのつかなくなる前に、誰かに相談してください。
頼れる人のところへ、頼れる機関へ、行ってください。
ちょっとひと休みすることも、とても大事なことだと思うのです。
どうか頑張りすぎないで。
~続く。
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