留学生の到着日にトラブル発生!子連れホストファミリー業は大丈夫?!【子育てママがホストファミリーやってみた①】 by すぬこ
【すぬこ家のスペック】
すぬこ→専業主婦。
夫→名古屋に単身赴任して3年ののち、戻ってきたサラリーマン。
ムスメ→幼稚園年中、活発!
ボウズ→1歳8ヶ月、おとなしい!
アナ→メキシコからの留学生
【ホストファミリー業始めました】
さて、夫が単身赴任から帰ってきて、何を思ったかホストファミリー業(?)に手を染めたすぬこ家。
最初に日本語学校から紹介されたのは、メキシコからの30歳の女性。名前はアナ。
関係ないけど、私、メキシコ料理が好きなので、なんか家で作ってもらえたりするかも、なんていう軽いノリ。
こっちがOKを出すと、学校側がホストファミリーのメアドを学生に教える。そして学生からホストファミリーに直接メールが来ます。で、何度かやりとり。写真を送りあったりもします。
このメール、カタコトの日本語の子がほとんど。ときどき英語が混ざったり、または英語のみの子もいます。ここで距離を縮めておきます。
【で、アナの到着の日】
プルルルルと我が家の電話が鳴り、日本語学校のコーディネーターさんから。
コ「すみません、アナさんの乗る飛行機が、メキシコから飛ばなかったみたいです。」
私「え?飛ばないってどういうことですか?」
コ「天候不順とかの問題ではなく、単に乗る人数が少なすぎて、航空会社の利益が出ないから、次の便に移動させられたらしいです。」
そんなことってあるんだ。日本じゃ考えられません。仕方ないよね、異国だものね。
ということは、学校が始まる当日に彼女が着くことに。
日本語学校から提示されたルールがいくつかあるのですが、その中のひとつに、
「学生が到着したら、家から日本語学校までの行き方&帰り方を一度案内する」
というのがありまして、普通はそれを見越して土日に到着するようなプランにしてあるのですが、アナの到着は月曜になってしまいました。月曜には日本語学校のクラス分けのテストがあるから、なんとしても登校させてくださいとのコーディネーターさんからのお達し。
月曜かぁぁ、うん、普通に幼稚園あるよね。夫はもちろん仕事休めないし。
ムスメを9時に幼稚園バスに乗せて、アナが午前中のどこかで到着して、そして、簡単にご飯を食べてもらって、ムスコを連れて、学校のある都心まで案内しよう。バスのお迎えの3時までには戻らないと。でも、そのままアナは学校でクラス分けのテストを受けて、夜、自力で学校からうちに帰ってくることになる、大丈夫かな。帰りの電車はラッシュアワーだろうな…。
【さて、月曜日】
無事にアナが我が家に到着して、おつかれさま、そして、ようこそ、のハグ。
若かりし頃、アメリカでアルゼンチン人の男の子に仕込まれました。チュッチュッって口で音を立てて片方ずつほっぺを寄せ合うハグ。
このハグが私はとーっても苦手で、抵抗なくできるようになるまで、
「スヌコ、腰が引けてる!ダメだ!そんなハグじゃ!君は僕の友達じゃないのかぁぁぁぁ!」
と、合格点もらえるまで毎朝やり直しさせられてました。そんな経験がここで役に立った笑。人生に無駄なことは何ひとつないんだなぁー。
ていうか、メキシコからアメリカ国内でのトランジットありで日本までってどれだけかかってるんだ。乗るはずの飛行機も飛ばず、待たされたのもあり、時差ボケもあり、もうアナは疲弊しきってます。
たしか、6年前にも短期間で日本にホームステイしたことあると言っていたはずですが、玄関で靴を脱ぐことも躊躇しています。分かってはいるけど、体がそのように動かないっていう反応。
こっちが出した簡単なご飯も喉をとおりません。「すみません、すみません」と謝るばかり。
「いいんだよ、疲れてるでしょ、気にしないでいいよ。」
どこまで私の日本語が通じてるかもわかりません。これから長い滞在になるんです。お互い気を遣っていたらもちません。
【さっそく学校へ】
スーツケースを開ける暇もなく、さっそく、学校まで案内します。
我が家はなーんの目印もない住宅街にあるので、駅までの道のりを覚えてもらうのが一番の難関です。というわけで家から駅までの、英語版すぬこ特製地図を渡します。
しかも、このときスマホ黎明期で。パソコンしか持ってきてない。
携帯ナシではあまりにも不安なので、駅前の公衆電話のあるファミマで恐る恐る
「テレフォンカードありますか」って聞いて、買って留学生に渡します。久々に見たぜテレカ!
そして、駅でSuicaを買います。滞在期間によっては、定期券のほうが安かったりします。3か月いる予定なので、定期も買って、現金でもチャージ。このSuicaの使い方、チャージの仕方も説明します。chargeって、英語としては使いどころが違うので上手く伝わらないし、英語を長年話してないし、とっさに言葉が出てこないーーー!!!
中学英語を駆使します。こんなしょっぱなからホストマザーがうろたえてはいけないのは分かっている。でも、変な汗がジンワリと流れてきます笑。
そしてさらに私が近年乗り慣れていない電車に乗って、都心の学校まで送り届けます。そして、とんぼ返りしてムスメのバスのお迎え!
さて、家に帰ったムスメはどんな反応をするのか…?!
次回へ続く
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本記事は個人的体験談などに基づいて作成されており、脚色なども加えられている場合もあり、必ずしも各読者の状況にあてはまるとは限りません。この記事の情報を用いて行動される場合、ご自身の責任と判断により対応いただけますようお願い致します。尚、記事に不適切な内容が含まれている場合はこちらからご連絡ください。